雨が降るどころか、日差しもあって蒸し暑い一日になった。
凡そ40人での筍掘り。
と言っても、公園側としては予想外の盛況になったと見え、10数人は孟宗竹の伐採作業に回された。
地味な作業の筍掘りより、伐採作業の方が爽快で、歓迎。
小学生対象の自然観察会の教材に使う、若竹から伐採、とのご指示。
今日の作業は午前中の2時間のみ。
それぞれが太い孟宗竹を4~5本切り倒し、枝葉を始末し、教材用に3メートルに切断。
それを、竹林の中をよろよろ運び、集める。
蒸し暑く、短時間の作業でも汗びっしょり。眼鏡に汗が滴る。
それでも、伐採作業は爽快爽快。
今年の筍は不作のようだ。
例年は、伸び過ぎた筍が下図のように、あちこちににょきにょきと立ち上がっている。今年は全く無い。
竹林が密林状態になっているのが不作の原因かも。
今日のお昼は、取れたての筍汁の会。
筍汁は女性会員たち、心尽くしのボランティア料理だ。
国土交通省の立派な研修施設を借りて、ささやかな宴。会費100円。筍汁数杯で安いような高いような、安い。
久し振りの仲間と会えて、大いに愉快だった。
お土産は小さな筍3本。例年より少ないが、これで十分だ。
筍は小さい方が美味いのだ。素早く、分捕ったのだ。
暫くの間、ちょっと贅沢な筍生活とする。
「筍」 福田平八郎画
筍もこんなに伸びてしまったら、食べられない。
普通の画家は、土から頭を出すか出さないかの頃の筍を描く。福田の不思議な名作。
日本画家なのに本名で通した福田らしい筍になった。
自然のタケノコを採って、食べられるなんてなんとうらやましいことか。 以前は、知り合いの竹林で取りほうだいといった境遇にいたが、いまは沙汰やみになってしまいました。 夫婦二人では、小さいのを一本
買ってきて料理しても食べ残すしまつ。 でも、貴兄
の環境はうらやましい。
ジェームズ