ボサノバの神様、ジョアン・ジルベルト(75歳)が来日している。
NHKによると、舞台で20分も凍り付いて、裏方の肝を冷やさせたり、開演に1時間も遅刻したりしてもなお、お客は大喜び。
「一流」の音楽家は我侭だからねぇ。
ジョアン・ジルベルトはボサノバを創り出した。
「イパネマに娘」?、という面白い記事が朝日に出ていた(11/11朝刊)。
神様ジルベルトさん、実は2年前こっそり、ファンに女の子を産ませたそうだ。
TVではよれよれだったが、お盛んで何よりです。
ボサノバの名曲はアントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「イパネマの娘」だ。
多くの歌手が歌っている。
夫人のアストラッド・ジルベルトやラナ・レオンなど、ボサノバ歌手は投げやりな歌い方が気に入らない。
ヘレン・メリルは、声も雰囲気も悪くはないが、一寸理性的過ぎる。
一番は「歌う通訳」カテリーナ・バレンテだ。
この歌は、こっちへやって来るトッポイ娘を男が見つめている歌詞だが、女性歌手が歌う時は、娘がBOYに変わる。
カテリーナ・バレンテは、ティンティキティンポンポコピン、とスキャットを多用しながら、BOYについてウットリ歌った。
もう40年も昔になったが、あの頃の彼女は既に立派なオバサンだった。
そのオバサンがリオの海岸で、若い燕を物色してたら、いい男が来た!、といった感じで、
Aah!.......。(日本語では、アハンで、カテリーナが一番です)。
色っぽくて、婀娜っぽくて、見事なもんでしたよ。
Tall and tan and young and handsome
The boy from Ipanema goes walking
And when he passes, each girl he passes goes "Aah!"
When he waiks he's like a samba
That swings so cool and sways so gentle
And when he passes, each girl he passes goes "Aah!"
Oh, but I watched him so sadly
How can I tell him I love him
Yes, I would give my heart gladly
But each day when he walks to sea
He looks straight ahead, not at me.
Tall and tan and young and handsome
The boy from Ipanema goes walking
And when he passes, I smile, but he dowsn't see.
Doesn't see, he doesn't see
He doesn't see, he doesn't see.
でも、ダメだったみたいね。
シカトされちゃった。he doesn't see だよ。
森男ならジルベルト爺さんのようなことには絶対ならない。口惜しいっ。
だから、バレンテおばさんでも、see her して、ティンティキティンポンポコピンなのにね。
若い奴は他人の痛みが分からない。ブラジルと同じだ。
安倍さん、教育お願いしますよ。
カテリーナ婆さんは今、どうしてるだろうか?
▲左はカテリーナ・バレンテのボサノバ集
右はイパネマの娘の作曲家A・C・ジョビンの自作自演集▲
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