多峰主山周辺の里山が激変している。ブルトーザーで縦横に道を切り拓き、あっという間に山林を丸裸にした。
荒涼とした山林を見るのは辛い。こんなに破壊された多峰主山には登りたくない。
里山は人工林である。時々下刈りや間伐をしないと荒廃する。今までがそうだった。
だから埼玉県による間伐や樹木の更新が慎重で丁寧に実施されるなら、大いに賛成である。
しかし県は間伐ではなく全伐を行なわせている。そして伐採した木は殆ど現場に投げ捨てたままだ。
形の良い巨木や、珍しい樹種を残し、伐採後の後始末をしっかり実行してもらいたい。
麓にある団地住民はこの乱伐を歓迎している。日当たりがよくなり、落葉が飛んで来ず、空が広くなった、と。
だが、こんな乱暴な作業では、いつか自然から仕返しされるだろう。
120315
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