訪れた時間がいけなかった。風俗街は夜が更けないと実情は分からない。
「どぶ板通り」の昼間は日射しがきつく、目も開けられない。当然、閉まってる店が多かった。
それにしても、きちんとし、清潔な街だ。どぶ板なんか見当たらない。これじゃ、若い米兵たち、面白くないだろう。
小学生の頃、観音崎灯台や浦賀へ遠足に行くとき通過した横須賀は、貧しい家々が周囲の山襞にへばりついている町だった。映画「豚と軍艦」は横須賀が舞台である。
相模湾に面する逗子葉山とは異なり、パンパンやオンリーさんたちが棲む、怖く怪しい町だった。
今、汐入駅前には壮麗な芸術劇場が鎮座し、ダダっ広いショッピングプラザや高層ビルが立ち並んでいる。
京浜急行横須賀中央駅へ行く道は並木が美しく、大きな店がいくつもあり、瀟洒な街に変貌していた。
横須賀は百恵嬢が活躍した頃から、ガラリと変わったようだ。
横須賀は明るく立派な街になった。隠微な部分が消え、少し残念な気もするけれど......。
埼玉西部の田舎町に住む森生には、面白く珍しい物件が山ほどあったが、カメラの調子が悪く殆ど撮れなかった。
気候が良くなったら、また行きたい街だ。
残念ながら、横須賀中央駅周辺の写真は、カメラのシャッターが動かず、全然撮れませんでした。
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