スウィーツではなく、国宝「金印」です。
評判が高い「日本辺境論」をゆっくりじっくり舐めるように読んでいる。
話し言葉で書かれた読み易くとても面白い本だが、森生の知識が足りないため、1頁に何行もの読み飛ばせない文言があり、なかなか先へ進めない。
・もたもたうじうじひそひそ自民々主党。
・まぁまぁなぁなぁもやもやと先送り棚上げしてきた核密約。
・責任者がいない空港需要デタラメ予測。
・南京を反省しアメリカを非難しない東京大空襲。
・成り行き任せで沈黙する相撲協会。
直近のこういう現象を不思議に思っていた。
しかし僅か70頁までを読んだだけで、何故こうなるのかを大分理解し納得できるようになった。
とにかく面白く懐が深く、なかなか先に読み進められない。
水増しツィッターのような「林住記」を読んで頂くより、この本を読んだ方がトクです。
書評は沢山ありますが、とりあえず二つご紹介します。
また、著者である内田樹先生のお話しも。
この本の「はじめに」は、林住記の前書きにぴったりで、嬉しくなりました。
全部読み終えたら、感想が書けなくなりそうな本です。
最近気になっているのは、刊行後の反響が大変良かっただけに、「もうおしまい?」というのか、余韻の短さです。
手放しの絶賛コメントが多かっただけに気になります。
それを何かに似ているなと感じ、70、80年代に流行った、レコードのライナーノーツのように思えました。
さて、この本は永遠の「名盤」になるのか。それは読む方の私たちにも関わっているのかもしれません。
何よりも 自虐的でなく 面白いのがいいですね
ちょっと希望が持てました
ただ サラリと読んでしまえるけれど 内容は相当難しく 油断できませんね
見かけが軽いので 名著にはならないかもしれません