林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

日本辺境論のはじめに

2010-03-12 | 拍手

      スウィーツではなく、国宝「金印」です。

評判が高い「日本辺境論」をゆっくりじっくり舐めるように読んでいる。
話し言葉で書かれた読み易くとても面白い本だが、森生の知識が足りないため、1頁に何行もの読み飛ばせない文言があり、なかなか先へ進めない。

           

 ・もたもたうじうじひそひそ自民々主党。

 ・まぁまぁなぁなぁもやもやと先送り棚上げしてきた核密約。

 ・責任者がいない空港需要デタラメ予測。

 ・南京を反省しアメリカを非難しない東京大空襲

 ・成り行き任せで沈黙する相撲協会。

           

直近のこういう現象を不思議に思っていた。
しかし僅か70頁までを読んだだけで、何故こうなるのかを大分理解し納得できるようになった。

とにかく面白く懐が深く、なかなか先に読み進められない。
水増しツィッターのような「林住記」を読んで頂くより、この本を読んだ方がトクです。

書評は沢山ありますが、とりあえず二つご紹介します。

           ・週間朝日09年12月25日号の書評

           ・新潮社の養老孟司談

また、著者である内田樹先生のお話しも。

東洋経済の「著者内田樹氏に聞く」

 

この本の「はじめに」は、林住記の前書きにぴったりで、嬉しくなりました。
全部読み終えたら、感想が書けなくなりそうな本です。



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2 コメント

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明るい未来 (森生)
2010-03-13 10:32:46
kさま
何よりも 自虐的でなく 面白いのがいいですね
ちょっと希望が持てました
ただ サラリと読んでしまえるけれど 内容は相当難しく 油断できませんね
見かけが軽いので 名著にはならないかもしれません
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失礼いたします (k)
2010-03-13 09:10:14
私も読みました。示唆に富む、知的な見方はなかなかのものと思いました。
最近気になっているのは、刊行後の反響が大変良かっただけに、「もうおしまい?」というのか、余韻の短さです。
手放しの絶賛コメントが多かっただけに気になります。
それを何かに似ているなと感じ、70、80年代に流行った、レコードのライナーノーツのように思えました。
さて、この本は永遠の「名盤」になるのか。それは読む方の私たちにも関わっているのかもしれません。

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