音楽だけでなく映画のプロデュースなども手がけるマルチな才能を持つルー・アドラーによってダンヒル・レーベルが1964年設立された。
そして1965年にダンヒルからデビューしたThe Mamas & The PapasによるCalifornia Dreamin’(夢のカリフォルニア) の大ヒットによって一躍人気レーベルとなり、その後スリー・ドッグ・ナイトやグラス・ルーツなど今で言うAOR路線の良質ポップスを提供してきた。
本日は2001年に出た彼らのアンソロジー的な2枚組CD(All The Leaves Are Brown)で人気絶頂時の1966年から68年に出た4枚のオリジナル・アルバムとシングルを網羅したなかなかの優れもの。
その彼らも1968年頃解散の危機となり、契約履行のために数合わせとして1971年5枚目の最終アルバムを出して解散。
The Mamas & The Papas といえば一般的にCalifornia Dreamin’の印象が強いが、自作曲はもとより高い歌唱力によるスタイリシュなコーラスを十二分に使った一味違うアレンジのカバー曲(BeatlesのI Call Your Name、Do You Wanna Dance、Spanish Harlem、Dancing In The Streetなどなど)もなかなかの出来。
短い活動期間ではあったが当時の西海岸のミュージック・シーンをビーチ・ボーイズと共に引っ張ったと言っても過言ではない。キリッ!
The Mamas & The Papasのイメージと言えば個人的にはこのコミック調のイラストが一番しっくり来るかな?