このお方も全くと言っていいほどシングル・ヒット狙ってませんね。
御歳75歳になっても創造意欲は衰えずガンガン新作を世に出し続け、こっちが付いていけなく置いてきぼりの状態。
そうニール・ヤングさんです。
所属レーベルのリプリーズも売れ行き関係なしにもう勝手にやってよ! とお手上げ状態の放し飼い。
ニールの場合、彼の作風は大まかに分けてカントリーやフォーキーな郷愁を誘う癒し系サウンドとクレイジー・ホースを従えて歪んだ爆音ギターを引きまくる二通りに別れる。
もちろん細かく言えば、かってテクノ打ち込みとかジャズ調の奥の細道に入り込んだこともあるが…
今回は従来と一味違うニールが味わえる2002年に出したアルバム、Are You Passionate?
Booker T & MG's をバックに60年代R&B調に仕立てられている。 (ただし2001年の9月11日に起こったテロに関するLet's Rollとクレイジー・ホースがバックのGoin’Homeだけは従来のロック・サウンドで例外となるが)
その効果なのか2曲を除いてはニールにしては全編何となく明るさを感じられる摩訶不思議なアルバムではないか!
コロナ感染拡大で空虚で閉塞感漂う今日この頃であるが、早くこの苦境に打ち勝ち再び明るい気持ちで青空を眺めてみたいものだ。
(ゲート・ホールド・ジャケの内側は全面青空!)
何事にも情熱を持って生きていける生活を取り戻したいね。
Are You Passionate?
Yes, I am. キリッ!
てな感じでね。