CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

サザンで行こう! その2

2021年01月22日 | Southern Rock

The Black Crowesが少し重すぎって感じるお方はこのバンドは如何?

1970年ジョージア州の州都アトランタから北東にちょいといたところにある街、ドーラビルで結成。

1972年デッカと契約しメジャー・デビューしたAtlanta Rhythm Section (通称ARS)。

その彼等の7枚目のスタジオ・アルバム且つ最大のヒット・アルバム、Champagne Jam。(全米7位でミリオン・セラー)

シングル・カットされたImaginary LoverやI'm Not Gonna Let It Bother Me Tonightも大ヒット。少々 軽めでポップ度満載非常に聴き易い。

それ以外の注目曲は一曲目Large Time。1977年飛行機墜落事故で主要メンバーを失った当時人気絶調だったLynyard Skynyrdに対する追悼の曲。

ARSは彼等と一緒に公演を行なったらしい。

 

俺たちゃレイナード・スキナードとジョージアのメイコンで一緒に演ったのさ

奴らはイカしたロックン・ローラーだった

ロニー・ヴァン・ザントはフリーバード飛ばしてたっけ

奴らは決して手は抜かねえ

俺たちゃイカした時間を過ごしたのさ

唸るギターの掛け合い聴いたはず!

みんなほんと楽しかった

確かに

 

なんて歌ってる。

スキナード・ファンなら涙無しには聴けない。

助手:博士どうしました? ARS聴いている途中に目に涙を溜めて!

博士:イヤ〜 ドライ・アイでチョット目がカサカサして今先目薬入れたところじゃ。

日頃から大ファンと言っているが、このおっさん口だけ。

偽スキナード・ファン一名ここに発見!


サザンで行こう!

2021年01月22日 | Southern Rock

サザンといってもサザン・オールスターズでも南海電鉄、和歌山港行き特急サザンの事でもない。

このブログの性格からして、サザンもしくはサザ〜ンとくれば当然サザン・ロックを意味する。

サザン・ロックとは何ぞや?とネットを検索すれば、カントリーやブギー、ブルースにR&Bなどアメリカ南部の土(泥)臭い音楽を全面に押し出したロックとある。さらにその雰囲気は醸し出しているもののカリフォルニア出身のCCRやカナディアンであるザ・バンドなんかは南部出身でないためしばしばそのカテゴリーからは外される事も。

世の中スカイ・ハイのごとく大空高くすっきり爽やか、且つスマートに立ち回る才覚があればそれに越したことは無いが、一般的には泥臭さの積み重ねによる下積みを経てようやく日の目をみる場合が多く、夢見物語では無く現実的な歌詞と地に足を付けたアーシーなサウンドは庶民にとっては必需品ですかね。

と訳のわかないことを口走りながら取り出しましたるはロビンソン兄弟率いるThe Black Crowesの1992年のセカンド・アルバム、The Southern Harmony And Musical Companion。

90年代といえばニルバーナ、グリーン・ディ、パール・ジャムやイギリスからはオアシスなどオルタナ・ロック若しくはグランジ・ロックなどと呼称された新進バンドが表舞台で隆盛を極めた時期だったが、Crowes達は彼らとは少々切り口が違って時代に逆行するかの様な70年代サザン・ロックに活路を求めた。

時代に即したモダンなプロデュースを加味したノスタルジー戦略が当ってアルバムは全米1位獲得の大ヒット。

彼らが意識して逆張りをしたのかどうか定かでは無いが、少なくとも幼少の頃から慣れ親しんだこの路線が大好きだったのは間違いない。

90年代のロックはオルタナやグランジの類も聴くが、おじんの私にとっては古きサザ〜ンの様式美を備えた曲調が心地良くてしっくりくる。

ただ英語力のなさで彼等が何を歌っているのか歌詞カード無しには直接理解できないのは残念。

まあ、その雰囲気さえ感じる事が出来れば良し!としましょう。

これが90年代の野性味溢れるサザ〜ンの雰囲気ですかね? 一人だけちょっと違う様な?