CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

サザンで行こう! その5

2021年01月23日 | Southern Rock

あの〜 ちょっと道をお尋ねします。一丁目の69番地って言ったらここからどうやって行けばいいんですかね?

ああロック番地ね〜 この通りをダァ〜真っ直ぐ行って、ドォ〜ンと当たったその角を左にクイッと曲がってそのままスゥ〜っ行けば分かります。

随分ディープな所に到着。

そこにはPoint Blankなるバンドがいらっしゃった。

1974年テキサスで結成、1976年アリスタから記念すべきファースト・アルバム、Point Blankを出す。

ハードなブルースやブギーを演奏するロック・バンド。

あれっ? これってどこかで聴いたような。

それもそのはず、ZZ Topが属する事務所の親分、ビル・ハムによって見出され、このアルバムのプロディースも彼。

ギター、ベースにドラムスとシンプルな楽器編成であるが、ZZ Topと違うところはギターがツインで専任ボーカルいる5人組。

(5人組Point Blankの御一行様。なんだか決闘に行くみたいな)

演奏もまとまっていて中々の物、ツイン・ギターも心地よい。

ショット・ガンで至近距離から脳天一撃のごとくこのバンドの破壊力味わってみては如何?

それにしても、サザン・ロックの一丁目にやっと到達したが、まだまだその奥は深い。

道間違えないようにね。

帰ってこれなくなっちゃうから。


サザンで行こう! その4

2021年01月23日 | Southern Rock

Lynyard Skynyrdの話が出たらこのお方達も忘れてはいけない。

レイナードの弟的な存在のフロリダ、タンパをベースとしたサザン・バンド、The Outlaws。

しかし今回はThe Outlawsの話ではなく、Henry Paul Band。

Henry Paul Bandって一体何者! このあたりとなるとサザン・ロック奥の細道一丁目入り口あたりに到達した感がある。

Henry Paulはニューヨーク生まれで家庭の事情でフロリダ、タンパに移住後に、ニューヨークに戻って音楽活動を開始。

再びタンパに戻りバンド結成。1972年当時ローカル・バンドだったThe Outlawsに加入し、1974年アリスタ・レーベルからデビューしたが、1977年の3枚目のアルバム、Hurry Sundownリリースの後バンドから脱退。

ホント忙しいお方である。

ここから本題、1979年自身のバンド、Henry Paul Bandを結成し1979年アトランティックからデビュー・アルバム、Grey Ghostを出す。

これまたサザン・ロックの様式美は引き継いでいるもの、ポール自身元々ディランがアイドルだったことからか、The Outlaws時代と同様フォーク・カントリー・ロック調の芸風で、The Outlaws時代と同様ウエスト・コースト風のスッキリ爽やかハーモニーを多用したご自身作の楽曲は非常に聴き易い。

それが第二のFirefallを捜していたアトランティック・レーベルの目に止まったってことでは無いかと。

そしてお約束のLynyard Skynyrdに対する追悼の曲、So LongとGrey Ghostも本作に収録。

レイナード・スキナード・ファンなら涙無しには聴けない。

助手:博士どうしました? 目に涙を一杯溜めて!

博士:イヤ〜 オレンジの皮剥いておると汁が飛び散って眼の中に

助手:まさか、ウエスト・コーストのカリフォルニア産オレンジじゃ?

博士:オレンジといっても国産有田みかんじゃよ。Mサイズ7個入り一袋498!

むむ〜、フロリダ・オレンジか国産みかんならギリ・セーフとしよう。


サザンで行こう! その3

2021年01月23日 | Southern Rock

Lynyard Skynyrdの話が出たのでお次はリード・ボーカルのロニー・ヴァン・ザントの弟ドニー・ヴァン・ザントが同じくリード・ボーカルを務める .38 Special(38口径スペシャル弾)。

1977年A&Mと契約しメジャー・デビュー。その彼等の4枚目のスタジオ・アルバムがこれ、Wild Eyed Southern Boys。

この辺りから人気を決定的なものとし全米18位でプラチナ・ディスク獲得。

サザン・ロックの様式美は引き継いでいるもの、ボーカルにハーモニーを多用し泥臭さや重さは薄れアーバン・サザン・ロックとでも言うべきかポップ度が高い。

(.38 Specialの方々。むむ〜、アーバンな雰囲気は感じられないけど...)

それもそのはず、このアルバムには曲の共作者としてあのアイ・オブ・タイガーなどハード・ポップなヒット作を連発したサバイバーのフランキー・サリバンとジム・ペテリック・コンビのジムを収録曲のうち4曲に起用。

サザン・ロックは定番のオールマンやレイナードだけでは無い。違った魅力を秘めた多くのバンドがその裾野を広げている。

助手:博士どうしました? 急にCD棚ゴソゴソしたりして!

博士:イヤ〜 このアルバムを聴いていると久々にサバイバーを聴いてみたくてCD捜しとるところじゃ。

なぬ〜! 日頃からサザン・ロック大ファンと言っているが、このおっさん口だけ。

偽サザン・ファン一名ここに発見!