イギリスのプログレ系フォーク・ロック・バンド、Strawbsに結構思い入れがありまして彼らの出したLPよく集めたものです。
イエス加入前にリック・ウェイクマンが在籍していたことでマニアの方にはそこそこ知られていますが、70年代の一般的な洋楽ファンでも誰それ?ってなるぐらい知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない。(1975年にアルバム、Ghostを発売後来日公演を行い、そのコンサートに行けなかった私を含むマニアの方々は中野サン・プラザでのコンサートの模様を配信したNHKのヤング・ミュージック・ショーをテレビの前で観覧。ただ会場はやっぱり空席が目立っていたのを私は見逃さなかった。)
彼らの活動の歴史は1964年に結成した二人組のフォーク・デュオ、Strawberry Hill Boysから始まり、その後メンバーを増やしてStrawbsと名乗ってから現在まで現役で活動中という息の長いバンドであります。
私も彼らの存在を知らず1974年にとあるレコード・ショップで彼らの新譜、Hero And Heroineに目が止まりどんな音を出すバンドかも全く知らずにジャケ買いしました。
聴いてみますとプログレ系ロック・バンドで彼らの創り出す音楽に見事ハマってしまいました。
これに味をしめて彼らの過去のアルバムを地元のショップを探し回ったのですが見つかりませんでした。
まあこの手のバンドの場合、彼らを以前から知っているファンが一通り買ってしまうと店頭から消えてしまう程度の枚数しかプレスされませんから、通常初回プレスのみで売り切れれば廃盤扱いとなってしまいます。
仕方がないのでマニアでは有名な輸入盤専門のショップを友人から教えを請いそこに出かけると、ありました!
1973年作、Bursting At The SeamsのUK盤でした。
内容的には、1974年のHero And Heroineからメンバーを3人入れ替え新生Strawbsとして再スタートを切ったので少しばかり芸風は異なっていたもののイギリスのバンドらしさがよく出ていてまずまず。
ところで1974年ごろといえば変動相場制によって1ドル300円ぐらいで、今のレートから比べるとまだまだかなりのドル高=ポンド高、そのUK盤結構な値段だったような記憶が。
ただわざわざ電車2本乗り次いで都心のショップまで時間とお金をかけて買いに出掛けたので後には引けず購入と相成りました。
今なら出かけずとも通販でポチ!って手間いらずですが、あの頃はレコード1枚買うのにかなり力が入っていたような。
それ故あれから4−50年の年月が過ぎた今でもその時のこと結構覚えている。
人間労力を惜しむとダメってことですかね?