1971年、2年ぶりにザ・フーの5枚目のオリジナル・アルバムが出た。
トミーの成功により第二弾のロック・オペラ、Life Houseがピートによって計画されレコーディングがスタートされたものの、構想が複雑かつ難解になり過ぎたのか、計画は頓挫。そのLife Houseの残骸を寄せ集めコンセプトなしのアルバムに再編集し完成したのがWho’s Next。
いつものハード・ロックの芸風は堅持しつつ、当時流行りのシンセや自動演奏などを取り入れそれまでと一味違った味付けとなった。このアルバムと次の四重人格あたりがザ・フーの創作活動のピークだったと思う。
残念ながらザ・フーの人気はキンクスと同様に何故か日本ではイマイチだった。オリジナル・メンバーの4人でこの頃に来日公演行っていれば違ったかも知れないね。