ボブ・ディランの1965年の作品、Highway 61 Revisitedでも。
今回はそのモノ音源のCDを聴いてみた。
一般的にステレオ音源は音の広がりを感じさせるが、当時のアレンジは彼の歌唱を際立たせることが主で唸る様なソロ・プレイも存在しない、また60年代当時の4トラックのステレオ録音のミックスは結構しょぼいから、スピーカとスピーカーの中間地点から音の塊が飛んできて迫力があるモノ音源でいいんじゃないの。
歌の中身は?って問われると、ディランの事をああだこうだと知ったかぶりするつもりは毛頭ないって言うか、実を言うとよく分からない。
歌詞カードを見ながらようやくどんな事を歌っているのか朧げにわかる程度で、その歌詞のストーリー全体の理解となるとその道の専門家に譲る事に….
ところでHighway 61といえばアメリカのインター・ステート・ハイウェイのことで、南部の州、ルイジアンナのニューオーリンズからミシシッピ川を遡ように北上し北部ミネソタのミネアポリスを結ぶ総延長1400マイルに及ぶ大動脈。
解決できなきことがあればHighway 61にまかせなさ~い!あっと言う間に北でも南でも遥か彼方まで持ち去ってくれるって歌っているのかな?
まあディランを聴く友の会ノービス・クラスの私などは、余計な事を考えずにシンプルなメロディーにダミ声で語るように歌われる独特の雰囲気をただ楽しめってことですかね。
因みに、日本の一級国道のナンバリングは1から、二級国道は100から始まり、現時点では沖縄の国道58号線が最後の一級国道だそうで、辛い悲しみを捨て去れる追憶のHighway 61は日本には存在しないみたい。
ディラン先生、ベースを触って何を想う?