三つの要素が融合して出来たバンド・サウンド。
それがオランダ出身のフォーカスですかね。
まあ、クラシックとロックを融合させたバンドって結構あるけど、フォーカスの場合かなり遡ってルネッサンス時代あたりの古い雰囲気があるので一味違う。
その彼らが1972年に出した2枚組のアルバム、フォーカス3はお気に入りのアルバムだ。
シルビアのメロディーを聴いて惹かれたが、収録されている他の曲も中々よろしい。
オールマン・ブラザーズのアルバム、Eat A Peachに収録されたMountain Jamの如く、LP1面だけじゃ収まりきらない26分強のAnonymus Twoは少々冗長とも感じられないわけでもないが、案外あっさりした味付けのアレンジなのでさほど苦にはならない。(あくまで個人的感想です)
ファースト・アルバムに収録され、このアルバムで短縮バージョンで再登場した古典派クラシックの香り漂うHouse Of The Kingでアルバムは幕を閉じる。