1973年のアート・ガーファンクルのファースト・アルバム、Angel Clareはアートとの共同プロデューサーにBookendsからS&Gの作品のプロデュースを手掛けてきたロイ・ハリーを起用したことから、ポール・サイモン抜きのサイモン&ガーファンクルってイメージですかね。
まあソロ・デビュー・アルバムということで、それまでのイメージからあまり逸脱することによって起こるファンからのネガティブな反応は出来るだけを避けるための安全策だったのかな?
アルバムは全米5位、アルバムからカットされたシングルもそこそこ売れたので一安心。
てなことで、ソロアルバム第二弾、Breakawayが1975年に登場。
映画の1シーンのような大人の世界ですかね?
あれ? ジャケからしてAngel Clareのイメージは全くなし。
ここからS&Gから離れたアート個人の新たな魅力を引き出して行く方針だったのか、ボップ路線の売れっ子プロデューサー、リチャード・ペリーを起用し、大人のAORにイメチェン!
新人スティーブン・ビショップ、アルバート・ハモンドにスティービー・ワンダーらの曲をアートらしくうまくカバーしている。
ただS&G再結成かと思わせたポールとの共演、My Little Townが場違いな感じで少々浮いてしまったかな?