立春を過ぎての初めての雨

立春を過ぎて２日続けて
今回は昨日と今日のの表情と言うか思いを今日と明日にわたり、
書いています。

昨日の予想は雨、
その予想通り朝の７時頃になっても太陽の明るさがこぼれて来ない。
夜明け未だかな・・・そう思ってカーテン越しに除くと暗い、やはり雨か、
そう思って外に出て手をかざす、冷たい寒露の露みたいな一粒がポーツンと落ちて、
今日は雨だから、そう告げて崩れた一滴、
その一言を告げるかのようにして小降りの雨が落ち始める。
雨の中で、大地に芽生えた新芽がそれを楽しそうに拾っている。

雨

立春を過ぎての初めての雨
この雨
春を誘う
少し角が取れ和らいだ表情をみせる

手をかざし
掌で受ける一滴
冷たいかな
温いかな・・・
そう思って受けた一滴
シャーベットのように表面は冷たいけれど
僅かな温もりで壊れる

壊れた雨水を口に含む
甘露のように甘い如月の雨

その表情
時の経った珈琲の温かさ。