季節

もう直ぐ。

涼しくなるかな・・・
長月も２１０日を過ぎるとそう思う日が続くけど、やはり暑い。

あれほど暴れた入道雲が、あの頃の体系から崩れた私の身体のように崩れていく
そうなると空には砕けた雲が広がる。
「嬉しい」素直な気持ち、
朝に見る深き緑の間に垣間見る一粒の露、
別れ、夏への別れと見るのは私だけだろうか・・・

露

昨日の雨が夏を惜しむ人魚姫の涙となって
きらきら輝いている
大粒の甘露の一粒
素敵な透明感が見せる夏への別れの美

人はこの命が尽きるまで
いったい
何度美しい涙を流す事が出来るのだろう

今日見た甘露の露
こんな素敵な素直な涙
私も流したい
いつも怒りや悲しみで濁っている私の涙

汚れて
濁っている
一粒
それが私の涙
残念だけど年を重ねても
濁りは取れてこない

どうして人の涙
素直な美しさで表現できないのだろう
悲しいね・・・
そう思わない。