久しぶりの雨空

今日は久しぶりに
いつもにわか雨に遭遇したけれど、
今日は朝からなぜか少し気持ちが昂る

雨空、
昨夜に降った雨がわずかながらその面影を残している今朝、
案外涼しいのでは、そう期待しながら外に出てもあの秋のひんやりとした空気が感じられない、まあ昨日よりはましか、そう思いながら歩いてもいつもの汗の滲みを感じない。

昨日の風も収まり、今日は木の葉のゆれもなく、暑さも一息ついている。
空を蔽う厚い雲の上に太陽が昇るころ、空からはいつもの蒸し暑さが降下して、あの夏日の悪夢が再び甦りそうな気配を感じる今日の雨空。
遭遇

久しぶりに遭遇する灰色の雨空
出会いかな・・・
私にとって雨は
そう思いながら久しぶりの雨空を見る

雨はここ最近山でしか遭遇していない
風が止み
木洩れ日の空間を消し始めると
一気に襲う
小一時間ほどの雨

慌てて駆け込む小屋の軒下で
呆然と佇んで雨を待つ
多分にわか雨そう分かっていても
なぜか不安で
待ち時間が長いと思う雨宿り

そう言えば最近
これほど気持ちを昂らせて
待つことが無くなったとぼやく私。