森で咲く一輪

消えたササユリ

彼等の一面を知る顔顔色空の顔色が悪い雰囲気は初春今日もなぜか模様は初春喜べるのはいつ頃かな・・・様変わり、初夏の模様を奪うこの寒さ、本来なら初夏の陽気が燦々と降り注ぐのに、その陽気......

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森の笹のなかで咲くササユリ
環境の変化に弱いササユリは、自然のなかでは発芽に一年更に花咲くまで五年を要する、その清純な花姿から人気が高く盗掘に遭いやすく、私が歩く里山でもいつもの場所で咲いていた花が次年度に無くなりその痕跡をみると「採掘されたか」そう思う事がある。

森に咲くササユリ

夏の木漏れ日の下で咲く
淡いピンクの一輪のササユリ

吐息の香りは強く
味わいは微糖
森に打ち寄せる漣に唇を奪われ
優しい表情を崩す

花持ちは意外と長く
清楚な花姿を十日ほどみせ
一片の涙を落とす