四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

初舞台

2013-03-20 | Weblog
春は出会いかな?それとも発見かな

うねりとなって押し寄せる、波のような風が止んだ今日は予測はこの空だとの降り出し早そう。発見、暦の上では春かも知れないけれど、出会う風も、雨も、陽射しも一向に和まない3...

春は出会いか&それとも発見か、
昨日の陽気は失せたように去り、朝からどんよりとした灰色の曇天。
わずかな亀裂がないかと詮索しても、あの澄んだ青、眩しい光、一切漏れて来ない。
空は一面塗りつぶしたような一枚の壁になっている。
演出

初演
・・・
不安と躊躇いの初舞台
いま新たな創作の演出の描き下ろしがめくられ
その初演の幕が上がる

眠っていた配役たちは出そろい
それぞれの舞台の衣装に変えて
それぞれの出番を待っている配役たち

在るものは主役の花となって咲いて
在るものは脇役の一葉となって広がり
初舞台に歓喜しながら
最高の表情で最高の演目を演じる配役たち

初演の観客は疎ら 
主役の出番まで後少し 
前座による入れ替わり立ち代わりの舞台 
初演の題名は春
その初舞台の幕はいま上がったばかり。

春は出会いかそれとも発見か、普通に考えればそれは毎回繰り返される再会かも知れない。
そこには新しい発見などないと否定しまえばそれで答えが出る。
確かに同じような場所で芽吹き、花を咲かせ、一葉を広げる草花、樹木、
それでも、毎年・・同じ場所で繰り広げられる春の表情も、よく見ていくとそれぞれ違った表情をしていて、彼らなりの老い、苦悩、受ける仕打ちによって微妙に変えている。
それはまるで人間の身勝手なおごりに対して怒っているように思えてならないし、人は余りにも自分中心に据えがちで、彼らを虐げていると思う春の際会。

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