花を呼ぶ雨になるかな
朝は止んでいた雨、再び一日かも?見込めないかな・・・空が雨を告げている。風は小高い山を迂回して、広い谷を回りこむようにうねりとなって押し寄せ、うねりは木立と密集家屋に...
春を呼ぶ雨になるか、3・17
予報は雨、空も雨を告げている。
冷水を浴びさせるようにザーと降って夕方にはこの暗い、寂しい空色が取れるだろうと思っていたのに、予想に反して雨は降らず曇天のまんま。
「それはないだろう、泣いてさ、スッキリしたら」そう空に話しかけても、今一度反応はなし、煮え切らない一日になりそう。
先日の激しい雨と春一番が一気に春を呼び込み、草の間にはスミレ、タンポポ、大犬のフグリなどの前座の花が一斉に咲き、メーンの桜の蕾を大きく膨らませた雨、
この雨、更に春を加速させると思っていたのに、なぜか今日は迷いが生じている。
春を呼ぶ雨
春一番が雨を伴って訪れ
狂喜した後のこの表情と暖かさ
春
そのもの
目を返し覗く視界の先の
地表を覆う新鮮な草の緑
一葉を広げて群れを作るクローバー
可憐な花を咲かせるスミレ
一区画を支配する大犬のフグリ
街燈となって咲くタンポポ
風が素描して
雨が描いた春の一枚
いま鮮烈なレビュー作品となって
居住空間を飾る。
この3月に降る雨は暖かく、すべてのもたちにそれぞれの行動を促す。
あれほど強張っていた大地もこの雨で緩み、草たちの目覚めと成長を促し、蕾に対しては優しく抱きしめるようにして目覚めさせていく雨、この3月に降る雨はそれほど大切な意義を持っている。
目覚め、雪解け、発芽、成長、開花、告知などを行って去っていく雨、春はこの一雨から始まる。
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