春を告げる一花
mossphlex一輪の芝さくら2冊目を読み終えて春めいた一日が去った今日は春の雨か・・・から2冊目、この1年を12冊とするともう2冊を読んだことになる。1冊目を手にして読みはじめ......
春を告げる一花
春を告げる花にはいろいろあるけれど、私が今回取り上げるのは仏の座、
見た目は花も小さく貧相で華麗さに欠けるこの花は誰にも愛されることなく道端で咲いて、
挙句の果てに抜かれ、捨てられ一生を終える野花。
例えどのような野花であろうと彼等が持っている美しさ、色彩、香り等で訪れる春を知り、いま、小さな体で健気に咲く一花達と共に訪れる春を素直に喜びたい。
野辺の花
私の名前余り知らないと思う
それほど私は
貧相で美しい姿にほど遠く
いまは忘れられたひとり
いま
早春のわずかな温もりで萌え
紫の花を咲かせる私は
色鮮やかさに欠け
野辺の道端で人知れず咲いて
花を終える三界早。
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