
昨日の雨は私に何を語っているのだろう・・・
寒さへの回帰か?凍てつく寒さの訪れか、いま灰色に染まった空から一通のかラブレターが届けられる。
暗いな・・・そう思いながら、そっとこじ開けたカーテンの隙間から外を見る。
「おお雨止んでいる」
つい嬉しくなって、扉を思い切り開けて外に飛び出すと、
「おや?何、この暖かさ」そんな暖かい朝が、両手を広げて抱きついてくる。
いつもの冷たい口づけはなく、暖かい抱擁が私を包んでくれて、嬉しくなる。
「はは~ん、隠れているな・・・いつもの寒さ」
そんな匂いがプン・・する朝である。
温もり

こう寒いと
何でもいい・・・
そう思ってしまう
包まっていたい
藁を掴むように縋るように
求めてしまう人の弱さ哀しさ
冬
寒さに抱きしめられると
つい弱音を吐いて
暖かい一枚に包まっていたい
そう考えてしまう
欲しい
抱かれたい
それが切実な想い
今では灯となったあなたの温もり
つい寂しいから
一枚の布切れに温もりを求めてしまう
・・・
癒されない
そう判っているから
忘れようと心を裸にするけれど
心がいつまでも忘れないでいる
馬鹿だね・・・
わたし
呟きながら
一枚の布切れを纏い
時間を忘れて抱きしめる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます