春、訪れは未だ先かな
2月の雨、ようやく温もりを含むようになった暖かい・・・そう感じた雨の一日まだ遠い春、少し寒さが和らいで、固まった土が内部から壊れ始めた2月の終わり、春先の水仙がそろそ...
春、訪れはまだ先かな、
夕方から降りだした雨は朝になっても止まず、
夜の柵が解れ始めた6時半ごろ外に出るとまだシトシトと雨は降っている。
この様子だと止みそうにないな、そう思いながら雨の中を少し歩いてみる、あんがい雨に触れてもいつもの冷たい感触はなく、意外と暖かい。
この雨なら南の山間部に積もった雪をいち早く溶かし始めるな・・・そう思いながら掌に雨水を受け、確かめる。
温かい・・・あのひんやり感が取れている。
この雨が四五日おきに降ってくれると雪解けも早くなって春も近い。
春を告げる雨
雨が告げる春の足音
それが日にまして高まり
その勢いは冬の塊を破壊し冬を均し
春を構築していく
雨
角の取れた雨が周期的に訪れ
強張った寒さを緩ませ
冷えた大地を潤し
樹木のつぼみを膨らませ
大地を這いつくばる新芽を起き上がらせ
萌え広がる
春
・・・
雨が描く春模様
もう直ぐ一枚のアートになる。
2月の終わりから3月の中旬にかけて、雨は頻繁に降ってこの凍えた空、空気、大地を潤わせながら緩ませていく春の始まり、丁度初恋の心が揺れ動くように季節も冬と春の間で揺れて迷いが見られるのがこの3月、春が見えるようでなかなか見えて来ないのがこの3月かも知れない。
3月も半ばを過ぎるともう迷いもなく、一気に花咲く春爛漫の季節に向かう。
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