スープ、
温かいスープが恋しいのは何も冬ばかりではない、初夏に向かう春先の一時期、気の迷いと言うか、名残惜しいと言うのか、この温かいスープが欲しくなるが寒の戻りの時。
雨後の昨日は朝から気温がグン・・上がり、正午には半袖で過ごせる陽射しが雲一つない青空から容赦なく照り付け、
もう炎天下の下で居ることが出来ず、思わず樹木の下へ逃げ込んだ休日の森、その太陽を避けるように座って、漂う木の葉の瑞々しい薫り、飲み頃の爽やかな風、
スープが美味しい一日でした。
スープ
少し冷めた爽やかな薫り漂う森のスープ
雨後の樹木の下で
大きく吸い込んで味わう
一口
いい匂いいい薫り
摘みたての緑黄野菜のほろ苦さ
瑞々しい甘露
噛み砕き一口飲んでみる
スーと流れ込む無色無透明のスープ
この味この薫り
美味し
薫りといい雑味といい
この日一番の美味しいスープ
一口掬い味わう
甘露の薫りのスープが全身に沁みわたる。
この記事を書いたのが丁度母の日の一日前、寒の戻りが感じられるような空色をしていたのか、そう思いながら読み、生きていることに感謝を忘れるな、そう空が告げていたのかと改めて考えさせられた哀しい雨空。
降ってくれないと困るけれど、一日でなく半日ぐらいで止んで息抜きさせてそんな都合のいいことを思った雨の一日、この雨の後の町も森も美しく、生き・・しているのが解る癖にいつものわがままが出た一日。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます