四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

霜の朝

2009-01-14 | Weblog

空・・・
私の好きな淡い青色、
でも太陽は東の地平にあってあくびもしていない。
「おい! 早く出ろ」
背伸びして、ああ・・そう言って背伸びして、顔をみせろ、
無反応・・・冷めた空気が広がる。

霜の降りた朝は、立っているだけで寒く、しばれる。
見えない寒さに触れる手先の痛みは、数本の針が貫くような痛みだ、
雪のない町の粉砂糖の風景。
枯草の中で萌える新芽にふりかけられた粉砂糖、
美味しそう。

霜の降りた朝はさすがに寒い。
雪でも降れば暖かいのに・・・霜を眺めていると雪に埋まる田舎を想いだす。



雪と違う白さ
大地にふりかけられた粉砂糖
甘い・・・
辛い?
いや無臭無味
そうか
美味しくないのか
がっかり
手で拾い集めて
朝のパンケーキの上に
シナモンと一緒にふりかけて
いつものマグに熱いコーヒー並々注いで
食べようと思ったのに
残念
手に取り触れると冷たい
集めて握ると手が凍える
小さくビー玉にして口に頬張る
冷たい
うあ!
思わず声を上げる

抵抗
存在感かな
霜が降りた寒い朝に味あう
冬の表情かな。

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