初冬の空だね。

白と黒。

人の生まれから死に至る色の原点がこれである。
生まれたときは無垢。
そこから人はどんな色彩で染められるのだろう・・・
綺麗に鮮やかに染まる人もあれば、初めから終わりまで黒を主体の灰色と言うこともある。
だからこそ人生は生きている価値があり、楽しいのかも知れない。

そう言っても人生、苦難の連続かな・・・
人生はこんなものだ、そう悟りきるにはなかなかなれない。
私もそのひとりである。

今日は朝から暗くモノトーンに近い。
それでも闇が解れてくるとぼんやり色彩が確認できるのも、冬がまだ、始まったせいなのかも知れないと、ひとりで納得している。
口に運ぶ、いつものインスタントコーヒー、そう黒に近い。
香りが飛んで何とか味がコーヒーかな・・・そう思うときである。
いつものFMから音楽が流れてくる、それは荒んだ心を、
一振りの短剣で「グサ」刺すように

哀しい
今日の空のような痛みが走る。