四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

野生の栗

2011-10-11 | Weblog
山で見つけた栗
まだ開いて落ちていない青々とした毬
歩く人が少ない道端の1本。

栗、以前には多くの栗の樹が森にあったけれど、最近は少なくなって希少価値となっている森の小栗。
里山の味覚も食べられなくなって、雑木の活用も減って、価値のある樹にとって換わり、
伐採されて少なくなった小栗、道理で森の住人の食料も少なくなるはずだ、
この栗、味が凝縮されて美味しいと思うけれど、渋皮を取るとかなり小さくて食べるところが少ない。
でも、そんな渋皮付きの小栗を一湯でして「ガブリ!」「渋・・・」
そんな渋の後に滲む甘味が美味しい。


いまが旬

固さ
風味
素材は棘の衣に包まれ
熟した実は固く
さらに渋皮で守られている
栗の実

いつもの山で実り
いつもの山で落ち
朽ち
果て
埋もれる

拾い
手にとって
新芽にいつ逢えるのかな・・・
そう思いながら
小さな一粒を眺める。
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