四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

仏陀

2008-01-20 | Weblog
仏陀。
ある大学で展示されていた仏陀の4対の頭。
さほど興味もなく、なんとなくさっとみて通り過ぎたけど、
いろいろメーンの展示物を見ながら「なぜ」仏像が・・・そう思い戻り、
改めて仏像を見つめると、石で彫られている割に、日本の石仏と違い精巧に出来ている。
その彫りは絵画に描いたように美しい。
口元を見ると微かに微笑んでいる感じ、思わず「モナリザに似ている」
そう思って書いた一節。
(仏陀)

ここに
ひとつの仏陀の頭部がある
胴から捥がれた
石造の顔である
採取地はアフガニスタン
あのシルクロードのバーミヤンである
長い時を経て
堀出された仏陀の顔に
私は対座している
仏陀の口元からこぼれる
微笑と気品
知的な美しい
人は
どうすれば仏陀の穏やかな顔になれるのか
いま
心に問いかける
微笑がこぼれる
時を経ても
失うことのない表情
今更ながら
古人の技と信仰心の篤さに
衝撃をうける。


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