久しぶりの曇り

空模様は灰色。

きょうは久しぶりの曇り空である。
最近ここしばらく綺麗な青空が続いていたので、朝目覚めたときに広がるこの灰色は異様に思う、暗く低くたれるような雲が空一面に広がり、暑い日差しを遮断している。
「おお、この分ならきょうは涼しいかも？」
そう思ったけど肌に触れてくる風は意外と生暖かい怪談風だ。
この空はフライパンに蓋を閉められた蒸し焼き状態、
ああ・・・空だけを見れば涼しいけど、歩くとやはり蒸し暑い。

何気なく

いつも無関心でいるのに
少しずれるだけで気になるきょうの空
ただ晴れから曇り
それだけ・・・

いつも身近にいる人の
服装や髪型が変わって判らないのに
空から青が消えて灰色になったくらい
何もそんなに気に留めない
人ってそんなもの

いつも私の余裕を奪って
走れ・・働け・・催促する時間　
日々の変化に一々かまっていられるほど
私は暇人でない
「そうか可哀相」
離れるから好きな人が・・・

でもさあ身近な人だし
何気なく見て
きょうは素敵ないい表情しているよ
言葉かけてあげないと
・・・
あなたの大切な人
いつもその一言を待っているから
きょうも。