さくら咲く
さくら、3月の初めから始まった開花ラッシュ、初めは大地にはこびる草花中心から始まったせいもあり、どちらかと言うと見過ごすと言うより無視された春を告げる花たち、それが梅から辛夷、...
さくら咲く
季節はある意味で正直で、慈悲の優しさを持っている反面、冷酷無比な表情で私を見下す、その反面、四季のなかに優しい笑みを見て、癒される日々を過ごす私。
癒しと活力を齎す四季の花々、樹木の新芽の香りと萌え、辛く厳しい冬に別れを告げ、
さあこれからは花と樹木の萌えが始まる春、そう言って春の花舞台を舞う主演女優のさくら。
この染井の鮮やかな色彩の変化、華麗な笑みのこぼれ、その恍惚の表情、喘ぎ、
花が終わりに魅せる悲哀の散り、別れ、
いま、風をパートナーに花吹雪となって散る花びらの華麗な舞、全てがこのさくらの開花から始まり秋の一葉の染まりで幕を閉じる。
染井
いま
染井が主役の花舞台の幕が上がり
主演女優を中心に咲く花たち
その華麗な舞
染まり
広がり
散り
染井が魅せる花の乱舞
狂い悶え
嘆きの散り
花びらはその儚さと想いを秘め
風に弄ばれながら
舞う
飛ぶ
染井の花びら
いま
地に落ちて
あなたに忘れられる。
狂おしく 花色変わる 桜かな
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