蝉の生きた時間
蝉目覚めた夏の住人暑い流れる夏はすべてのものから行動を奪うセミ&虫夏空になって数日過ぎただけなのに、町の表情は一変して、空も地表も熱く、数分歩くだけで体から汗が滲み出てくる。風は吹...
蝉が生きた時間
子供の頃、蝉は地中から出て1,2週間の命と聞いていたし、それに対し何の疑問も持っていなかったが最近になり時間に余裕ができ改めていろいろ調べてみると、
交尾後卵を樹木に産み付けその卵が翌年の梅雨の頃に孵化し地中に潜り、3~17年を土のなかで過ごし地上に出て1ヶ月生きる。
こう考えると蝉は昆虫のなかでも長生きの部類に入りその生涯のなかで恋人に巡り合えないのが約4割いるとか「蝉の恋も大変」そう思うのである。
蝉
このくそ暑いなかで鳴くのは雄
恋人と巡り合うため蝉も必死
一夏のなかで巡り合い
世代を残せるか分からないから
自らの存在を恋人にAppealするため
朝から夕方まで鳴き続ける蝉
その内数人は恋人に巡り合えず
ひとり寂しく一生を終える哀しさ
人も同じようなもの
そう思いながら蝉の鳴き声を聞く。
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