沢の和がれ
通り雨夕立バランスの崩れが齎す夕立というより雷雨に近いコップに満たされる一杯の水、夏空は一瞬にして変わり、朝の空にはあの雨期の再来を思わせる灰色の雲が広がって、雷雨が時折、怒り狂っ...
沢の涸れ
8月になると山岳の残雪の大半は融け、低山の水の流れる麓では水流も細くなり中流部分からは涸れ沢となり尾根のコルへと突き上げる。
山って不思議なもので低くても山岳のような形状をミニチュア化した形成をしており、
沢も下流、核心部、上流と大人顔負けの表情をみせ意外と遊べる低山の沢、唯、難儀するのがこのコース、天候により藪蚊、蚋の来襲にほとほと参る。
夏を歩く
いま
日差しが豪雨となり降り注ぐなかを
朦朧としながら歩く
その一歩は鈍く
いつもの軽やかさが失せ
鈍い
圧し掛かる暑さの重石
全体に重く圧し掛かり
足が止まる
先にある木陰のオアシスの下に風はなく
熱気が籠る。
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