藪椿
一花の燻り風、朝は余り気にならなかった風、昼前から強く吹くようになって騒がしい感じがする。陽射しはかなりあるのに日陰で浴びるとひんやりして肌寒く、花冷え?そう思わせる強い風。まだ少...
藪椿
昨年の初めごろにこの藪椿の花を見て書いた一文からはや一年、
今年はどうなのかな?そう思いながら記憶を辿りいつもの沢筋を再び歩きながら藪椿の樹木に眼を向けると、藪椿は花を終えほとんどが落下している。
今年の桜は開花が早く、その桜より前に開花した藪椿はかなりの花を散らし、
今はわずかに忘れ形見の数個が咲く、残る一輪に私の心は安堵し、その残花に蝋燭の灯りを合わせる。
訪れの早い時もあるか、そう思いながら燃え尽きたなかに種火を探す。
椿
椿
一際際立ってみせるとか
華やかで美しいとか
そう言った類でなくある意味で個性派
花は目立つことなく
樹木の木の葉に配慮しながら咲く
その癖
さらりとしたいい顔しながら
自分の個性は主張する
椿
その花に秘めた想い
誰ぞ知る。
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