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夜明けの空は湯上りの湯女の顔をしている。
消し炭を砕いてばら撒いたような雲が、薄青の空に広がるように散在している、
風がその雲を拾い集めながら東から西へせせらぎとなって流れていく。
速い流れ、肌に感じる風の冷ややかさが、冬か・・・そんな思いに描きたてる。
この雲の様子、流れ、風なら、また今日も雨になりそう。
初冬
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空は暗い
町に住んでいると自然に対する感覚が麻痺してしまう
なぜだろう・・・
余りにもいろんな事があって
無関心無反応になっている
そんな自分が今更怖い
たしかに
空
花
樹
風
雨
・・・など
拾い集め組み立てると四季が生まれ
町に住んでいても感じることができる
改めてみる
空一面の消し炭雲
木の葉を刻みに震わせる風
冷や飯を描きこんだ冷めた空気
・・・
周りが雨を告げている
ああ・・・また雨か
その一言でページを閉じる。
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