日陰で咲くシャガ
山間のシャガシャガシャガしゃが穀雨穀雨が過ぎ桜と桃の花が散り、その花たちに代わり咲き始めるのがツツジ。春の主役の出番が終わり、花はツツジ、草花へと代わり、野も町も華やいでいるのがこ......
半日陰地を好む奢莪
先日山旅の帰りに寄った寺への途中に、川に向かって斜面が崖となる部分がありその樹木の生える下で群れ咲く奢莪の花。
側を通る人を眺めていても誰一人足を止めて花をみる人はなく、何か花が寂しそうにみえる一コマとなって目に映る、その花が不憫で可哀相とかでなく季毎に咲くこれらの山野草が好きな私は足を止め「そうか・・・奢莪が咲くのは今頃だったか」
そう思いながらアヤメ科の花を暫く眺め時の刻みを忘れる昼下がり。
いまの人
立夏のなかで咲く奢莪は
不遇というか
桜の余韻が残る彼等には
木陰で群れ咲く小さな花に興味等
目もくれず通り過ぎていく
私も季の花なぜ私をみないの
嘆く奢莪の傷み等知る由もなく
初ものに弱く冷めやすい性分の彼等は
初夏の日陰で咲く
質素な花などに気も留めない
それがいまの人。
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