もう終わるかな。
今日も雨の気配がない、暑い朝が目覚める
チュンチュン・・・鳴いているのは雀、さしずめ街の小童かな
カラスの罵声
鳩のおしゃべり声
のどかが時が流れるひと時だ
そんななかで耳を澄ませば、聞えてくる梅雨明けのチャイム「虫と蝉の声」
そろそろあけそうかな・・・
波長
好き
そう言う人になかなか逢えない
別にあなたが嫌いでないけれど
息がピッタリと言うか波長が合わない
この歯痒さ
ど . . . 本文を読む
朝。目覚める・・・空に広がるのは青だ。
私はこの色が好きだ、
この青、海の色であり空の色で人の冷めた色
でもこの澄んだ色の中に深い想いが沈んでいる、
求めて止まない、愛して止まない青
とても綺麗だ
貴女の優しく包んでいる素敵な色である。
その空が急変したのは午後から、
朝の青空を消しゴムでゴシゴシ・・消すように消してグレイを塗って、黒インクの入ったバケツを蹴飛ばして散らかしている
混ざり合う黒と . . . 本文を読む
梅雨
空の灰色・・・グレイ
この憂鬱な色は心の中に沁みこんでくる
暑苦しい
むさ苦しい
重く押し付けられるこの色のなかに
夏の顔がある
確かに表情は冴えないけど
意外といい顔であり
夏化粧は多彩
一枚の灰色に見えるけど
白と黒のコラボレーションが作る色の演出が
夏の表情になっている
白誕生の色
黒終りの色
梅雨の間でゆれている
その心いつも微妙。
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寝苦しい・・・
暑さと体のだるさで目が覚めて
カーテンを少し開ける曇って路面が濡れている
ああ・・いつもの梅雨空の朝
いつもながら嫁さんに代わって愛犬が気持ちよさそうに私の布団に入り込み
ごろり
人で言うなら大の字
お陰で最近寝不足なのか体が重い
鉛が体に張り付いているみたいだ
まあ・・・この年代だから相当溜まって鉱山になっているけど
まあ、金は無理だろうね。
妨げ
この寝苦しさから
いつ
私 . . . 本文を読む
雷雲
空を蔽うのは黒色火薬
いたる所で爆発して暴れている
恐怖が走り
脅えが襲い
電気に支配されているこの世界が
この雷鳴に脅かされる
黒色
終りの色
星に終りがあるとしたら
今日の空がその色か
空は暗く
闇に支配された世界から色彩が忽然と消えて
一瞬雷鳴の中に浮かび上がる風景は
天国か地獄か
闇が消えた後は
何もなかったいつもの梅雨空だ。
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