紫陽花の蕾み
激しい雨が今日で二日目。
たしかにこの時期は雨が多い、田植えが終わり植えられた稲が大きく成長する梅雨時期、
花から実に、新芽から新緑に、固から融けに、
目まぐるしく、微妙に、繊細に変わり行くこの自然のひとコマ・・・ドラマ、
人はこの激しい雨の中で何を思うのだろう。
紫陽花
5月か・・・
その時の紫陽花は小さな葉を拡げたばかり
初で
鮮やかで
可愛い一葉が目に留まっただけ
それ . . . 本文を読む
救急車の中で。
人の最後はいったいどのような形で幕が引かれるのか、そう思った一週間である。
棺のベッドの上でただ天井を見据えながら思った顛末、最後は突然訪れる悲劇の幕引きを、救急車で運ばれそのまま亡くなるか、一応助かって看取られて亡くなるか、私の場合もそのどちらかであろう。
自宅で静かに家族に見送られて眠るように・・・「ありえないか」
朦朧とした中で想い廻らした私の最後。
以前と比べ環境的に恵ま . . . 本文を読む
ようやく風が止んで来た、
あの初夏の青空が、朝から広がりつつある逆光の中で見た撫子の一花、
地味で素朴なこの花・・・
誰も振り向いたり、足を止めたり、店先を飾ることはないか、
余りにも薔薇のインパクトが強すぎ。
呟き
いま民間に働いている人は、格差、学歴、派閥、虐め、リストラ、アルバイト等でいつも職が・・・そう言った不安に駆られているのに、彼らは身内を守ることしか考えない、政治家は彼らの支援の上 . . . 本文を読む
ヒラド躑躅の終わり
寒い朝である。
見上げる空は梅雨空・・・そんな感じでなく、鉛色の空は重く、冷たく、
辺りがひんやりしている。
初夏の陽気に慣れた身体はこの寒さに脅えているのだろうか、
眠い!冴えない!踏み出すと身体が引きずるように重い。
まだ夏は不慣れなのだろうか・・・
朽ちる
朽ち
一花が今花の命を終わろうとしている
朽ち
退色
散り
儚いととるか
宿命ととるか
蕾から開きまでの花 . . . 本文を読む
新緑
空は晴れ、そう言っているのになぜか梅雨模様、
いや冬の気配かな・・・
風はひんやり薄ら寒い。
空気が重いな、暦ではもう夏なのにこの冷え込みと寒さは、
私たちに何を語り、何をさせたいのだろうか、そんな思いで空を見上げると、
相変わらず冬模様である。
緑
初夏
新緑の広がり
花が一段落して
今度は私たち
そう野山の緑が語っている
花にない鮮やかさ
花にない強さ
花にない鮮やかさ
緑
人 . . . 本文を読む