笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

とりあえず「お疲れ様」と言おう

2008年07月18日 18時24分02秒 | テレビ
日本野球界のパイオニア。野茂英雄投手が「引退」するそうです。

野茂がメジャーで活躍していた97年当時(正確にはもう少し前あたりですが)、私は何をしていたかというと、その頃はまだ物珍しかった(笑)インターネットの仕組みと活用方法などの研修をしていました。
詳しくは、プロバイダの種類、ブラウザ(IEやNN)の使い方、ネットサーフィン(この言葉も死語だな~)の仕方、キーワード検索の方法などを教えていたわけです。
で、当時よく覗いたのが、ドジャースのサイトだったんですね。なぜかと言えば野茂がいたから。
当時のテキストに参考として載っていた、ホワイトハウスのサイトなんかを見るより、よほど受講生の関心も引けましたしね(^^)

そもそも当時は「インターネットで何が出来るの?」の時代でしたから、「海外の情報だって(英語が読めれば(^^;))簡単に入手できますね」とくだんのドジャースのサイトに出かけて行き「野茂の活躍、皆さんも気になりますよね~」とかなんとか言いながら、記事を要約したり写真のダウンロード方法なんかを話していたわけです。
だから今回の「野茂引退」は、自分のインターネット仕事始めと重なって、心ならずも自分の仕事人生の振り返りにもなったんですね。
当時はダイアルアップだったのよ、とかね(^^;)

その後、野茂の後にはイチローや松井が続いて(他にもいっぱい)、きっと誰もが野茂には心の中で感謝していると思うのですよ。
だって、最初に入植して開拓して道しるべを作ったのが野茂なんだから。
野茂には、「ただ黙々と」って言葉が良く似合う気がしますね~。ただ黙々とトルネード。

新聞記事によると、「自分の中ではまだまだやりたい気持ちが強い」けれど「お客さんに見せるパフォーマンスは出せない」そうです。
「中途半端はまわりに迷惑を掛ける」。この引き際の台詞にこの週末酔うお父さんたちも多いことでしょう。(^^;)

かくいう私だって、なんというか感動しちゃいましたもの。
私は野茂みたいに「パイオニア」でも「一流」でもないけれど、せめて同じく仕事を持つ(プロの)身として、お客さんから求められる自分の「パフォーマンス」はどうか、自分の仕事は「中途半端」じゃないか。改めてこれは忘れずにいたいな、と思いました。

アスリートの寿命はとても短くて、野茂はまだ39歳。企業で言えばこれからの年代ですよね。
引退後、「野茂、メキシコで牧場主になる!」なんて記事が出ても、違和感のない野茂。(^^;)
野球門外漢ではありますが、「お疲れ様でした」と、外野のう~んと外側からねぎらいの言葉を送りたいと思います。

「野茂~! お疲れ様でした~!」
コメント
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