笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「レッドクリフ PartⅡ」を観てきました

2009年04月22日 23時40分21秒 | 映画
去年PartⅠを見逃していたのですが、先日テレビでしっかり事前学習を済ませ、本日(かなり張り切って)観てきました。
実は吉川英治の「三国志」は全巻持っていて読んだはずなのですが、「赤壁」あたりの記憶がほとんど無く(^^;)帰宅後、改めて本をめくってみました。

「レッドクリフ PartⅠ」はこの作品の前奏でしたね。とにかく登場人物が多いし、悪くするとどの顔が誰だかわからなくなる可能性があります。しかもほとんどの人が「髭・兜・髭・兜・髭・兜」なので(^^;)
金城くんと、トニー・レオンはさすがにわかりますね。張飛や関羽は、役割的にはどっちがどっちでもいいかもしれない(ファンとしてはウレシイ)。趙雲はひたすらカッコいい。。(^^*)孫権はややヒステリックな二代目社長。曹操と劉備は普通のおっさん。。(失礼)。このようにPartⅠで、人物の顔を叩き込んでの、いざPartⅡなのです。

この作品ではいたるところにPartⅠにはなかった人物描写がきちんとあって、それがとても良かったです。本当の意味で、キャラクターが「立った」って感じでしょうか。(本当は3部作になる予定だったとか)
「三国志」を読んだ方なら、「うそだろ~」ってエピソード満載なのですが(^^;)、エンターテイメントとしては今年前半のヒットだと思います。個人的に気に入ったのが孫権の妹ではねっかえりの尚香と兵士孫(ソン)の友情でした。戦争では沢山の人が死にます。その多くは孫(ソン)のような純朴な農民なのだ、ということを監督は言いたかったのかもしれませんね。敵陣に潜り込んで得た情報を話す尚香の気持ちを察して、優しく抱きしめる孫権も良いですよ(^^)。「三国志」でも孫権が妹を「非常に可愛がっている」とありますね。このあたりのエピソードを組み合わせた人物の配置がものすごくいいです。
戦闘シーンはとにかく長くて「ロード・オブ・ザ・リング2」を軽く超えてます(^^;)あれも長かった~。「ロード…」はCGですが、こちらは本物の人・人・人! しかもジョン・ウー監督の演出はとにかく「これでもかっ!」てくらいたたみ掛けのテンポが速い。もうねぇ、目がスクリーンに張り付いていた、って感じです。

ただ、さすがに史実ですからヒール役(?)の曹操もハリウッド映画のような最後を迎えることはなく、敵が去った呉の国はメデタシメデタシ、金城君とトニーの友情も深まってメデタシメデタシ、な結果です。
今回は字幕で観たのですが、吹き替えでもいいかも。。。と思いました。金城クンの声は本人だろうし、中国語わかんないので(^^;)

レッドクリフの公式ページはこちら
コメント
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