笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「風立ちぬ」観てきました(感涙)

2013年09月11日 20時22分06秒 | 映画
帰宅したら丁度NHKの「仕事ハッケン伝」の再放送をしていて、オリラジの中田さんがまさに「風立ちぬ」のコピーを作れ! ってミッション受けていました(超ラッキー♪この回、良かったんですよ~)

作品には最初から最後までず~~~~~~~~~~と「風」が吹いていました。
登場人物の心の中の風、時代の風、木々の中を通り過ぎる風。
「風立ちぬ」の「風」って、ある番組で宮崎監督ご自身がおっしゃっていましたが「ごうごうと吹く風」なんだそうです。ひょっとしたら「風を浴びに行く」映画なのかもしれません。。

次郎と菜穂子の物語は、これがアニメーションであることを忘れるくらいしっとりとした、体温を感じさせるような映像で、もうねぇ、切なくてねぇ。

「僕たちには時間がないんです」:次郎の台詞
「さて、きみにとっての10年間はどうだったかね(だったか…)」:カプローニの台詞

は、中高年鑑賞者(私です)の心に、それこそごうごうと風を吹かせていました。

今の時代が、彼らのいた時代ほど「切羽詰まって」いるとは正直思えませんが、油断をしていると自分の人生も、世の中も、徐々に、それこそ「ゆでガエル」のように、気づいたら身動きが出来なくなっているかもしれないよ(震災とその後の原発処理を見れば感じられるように)、というメッセージに感じられたせいかもしれません。。

ところで、私が一番気に入った場面は、次郎が技術者を集めて新しい飛行機の企画をレクチャーする場面。
新しい技術でのもの作りに目をキラキラさせる技術者たちの興奮がビシバシ伝わってきて「技術者、サイコー!」って叫びたくなりました(笑)

で、その「風」をもう一度浴びに行こうと思っています(*^^*)
コメント
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