H系ガイノイド(女性型アンドロイド)のミナホがニコニコと見つめている。
二つの意味で気持ちが悪い。
第一は、ミナコ自身とそっくりであるということ。
第二は、H系ガイノイドなので、今の今まで船長とHしてたということ。
第二は、H系ガイノイドなので、今の今まで船長とHしてたということ。
そして、その気持ち悪さが、どうでもよくなるような予感というか不安。
――あたしは、これからどうなんの!?――
「ミナコの不安に答えておくわ。ミナコとあたしがそっくりなのはたまたま、ほんとよ。でも、微妙なとこで違う。例えバストのサイズはミナコの方が3センチ小さい」
「ど、どうして、そんなこと?」
「ポチとシンクロしてるときに計測したから」
モナコは、ポチがホンダの中で、自分のルーズブラウスの中に潜り込んできたことを思い出した。
「そんなの息を吐いたら、3センチぐらい、すぐに変わるわよ」
「バストサイズって、トップとアンダーの差で決まるのよ。呼吸は関係ないわ」
「あ、そう……」
「怒らせたら、ごめんね。完全にソックリじゃないってことを分かって欲しくて。ほら、これを見て。わたしとミナコの肌を拡大したもの」
ミナホは、モニターに拡大された皮膚を映し出した。
「ど、どうして、そんなこと?」
「ポチとシンクロしてるときに計測したから」
モナコは、ポチがホンダの中で、自分のルーズブラウスの中に潜り込んできたことを思い出した。
「そんなの息を吐いたら、3センチぐらい、すぐに変わるわよ」
「バストサイズって、トップとアンダーの差で決まるのよ。呼吸は関係ないわ」
「あ、そう……」
「怒らせたら、ごめんね。完全にソックリじゃないってことを分かって欲しくて。ほら、これを見て。わたしとミナコの肌を拡大したもの」
ミナホは、モニターに拡大された皮膚を映し出した。
「このザラザラしたほうが、ミナコ。スベスベなのが、わたし。ね、違うでしょ?」
「それって、フォローになってないんだけど」
「あたしが、替わるわ。ミナホはナビお願い」
コスモスが、休憩用のソファーを示した。
「ミナコの肌は、標準よりスベスベよ。ミナホは、ただ自分との違いを言いたかっただけなの。それから、ミナホはミナコが考えてるようなガイノイドじゃないわ。ある特別な人の心を載せるために特別に作られたものなの。それでも不十分なんで、船長が火星でパーツを集めて、やっと起動するようにしたのよ。それが出来上がったのが、ついさっき。ミナホが本来だれなのか、ここにいる誰も知らないわ」
「それって、フォローになってないんだけど」
「あたしが、替わるわ。ミナホはナビお願い」
コスモスが、休憩用のソファーを示した。
「ミナコの肌は、標準よりスベスベよ。ミナホは、ただ自分との違いを言いたかっただけなの。それから、ミナホはミナコが考えてるようなガイノイドじゃないわ。ある特別な人の心を載せるために特別に作られたものなの。それでも不十分なんで、船長が火星でパーツを集めて、やっと起動するようにしたのよ。それが出来上がったのが、ついさっき。ミナホが本来だれなのか、ここにいる誰も知らないわ」
え、そんな……
「ほんとよ、ミナホ自信も知らない。ただ船長は引き受けたの。ミナホを無事に送り届けることを」
「どこへ?」
「どこへ?」
「それも分からない。決まったところまで行かないと依頼者から教えてもらえないらしいの。まあ、この船は、そういう危ない仕事をやるために存在してるんだけどね」
「船長でしょ、引き受けてくるのは?」
「カタチの上ではね、もう少ししたらミナコにも分かるわ。それから、この船は光速の何十倍ものスピードで飛ぶから、時間を超えてしまう。だから仕事を終えて帰ってきたら、地球時間では、2369年3月。バイトを引き受けた明くる日に戻れるわ。それから……」
「船長、0・1パーセク先に船籍不明の船団、アクティブ光子を出しています。二分ほどで掴まります」
「海賊やな。各員戦闘配置!」
「え、なに!?」
「ミナコ、上部の銃座に行って!」
「あんなの撃てないわよ!」
「銃座に収まればだれでもできる。問題は負ける気にならないこと」
「AKBのホログラムを、あそこまで使いこなしたんや。楽勝やで」
船長は、あたしを抱き上げると、上部の銃座に放り込んだ。そのとき左の胸とお尻をもろに掴まれた。油断のならない船長だ。
「船長でしょ、引き受けてくるのは?」
「カタチの上ではね、もう少ししたらミナコにも分かるわ。それから、この船は光速の何十倍ものスピードで飛ぶから、時間を超えてしまう。だから仕事を終えて帰ってきたら、地球時間では、2369年3月。バイトを引き受けた明くる日に戻れるわ。それから……」
「船長、0・1パーセク先に船籍不明の船団、アクティブ光子を出しています。二分ほどで掴まります」
「海賊やな。各員戦闘配置!」
「え、なに!?」
「ミナコ、上部の銃座に行って!」
「あんなの撃てないわよ!」
「銃座に収まればだれでもできる。問題は負ける気にならないこと」
「AKBのホログラムを、あそこまで使いこなしたんや。楽勝やで」
船長は、あたしを抱き上げると、上部の銃座に放り込んだ。そのとき左の胸とお尻をもろに掴まれた。油断のならない船長だ。
銃座につくと、すぐ目の前に、敵のドットがバカみたいに現れた。恐怖心から、やっつけなければという気持ちになる。すると……敵のドットはロストしていく。
「これって、やっつけたことに……」
「なってる。そのままイテまえ!」
「なってる。そのままイテまえ!」
ミナコの初めての戦闘が始まった……。