昨日は午前中から夜まで、
文京区根津のサロンオルドラゴさんでの1日セッション。
都心とはいえ下町風情が残り
細い路地が張り巡らされて
東京らしい風景が、私は大好きである。
人と人がすれ違うのがやっと。
人と自転車はちょっとキビシイ。
そんな道幅に
植木が飾られ大切に育てられ
迷路のように織り成し、行き止まりがあるのが
江戸の名残。昭和の風景。
まるで映画「ALWAYS」の
一角の匂いがするのである。
私の住む大森、海側は
東京大空襲で焼けたために
碁盤の目に綺麗に
道路が整備されたのだという。
幅も広くすっきりとした町並みである。
山側は戦火を免れたため、
細い路地がいまだに残っているが、
根津もそんなカンジなのだろか。
細い細い道が複雑に
網目のように広がっている。
区の堺目になるのか
少し歩くだけで
「台東区池之端」「谷中」
などの住所が電柱に貼り付けられている。
「再開発」という名の
“過去の消去”にさらされることなく
いつまでも
こんな趣きを大切にしてほしいな、と心から願う。