Happy Easter❣️
昨日、ブロンクスに戻ってきたら
アパーメントの入り口にバルーンで イースターのデコレーションが♪
季節ごとに毎回工夫の凝らした
手作りの飾りがあって
なんともほのぼのとしてしまう。
センスがいいか、洗練されているか、
オシャレかどうか、そんなことを超えた
クオリティ。
スーパー(日本でいう管理人さんのような存在)の
ファミリーが飾りつけているのだと思う。
愛がいっぱいこもっている。
子どもの頃、イースターの時は
どんな事していたの?と聞くと
え?食べる(だけ)。
Lamb roast 羊のローストをね。
何かにつけてイベントがあればとにかく
みんな集まって食べる。
だってイタリアンだもん。
最初は教会のイベントだったことも、
やがてみんなでごはんを食べるための
口実になったのだそう。
一族のファミリーたちが大勢でにぎやかに
大皿にパスタを盛って、
食卓を囲んでいたであろう
昔の古き良き時代から比べると、
コロナでファミリーとは去年の秋から
ホリディシーズンもお正月も集まることもなく
イースターなんて無縁な生活で
せいぜいお花のレッスンで
イースターのデザイン。
卵を染めて春色のアレンジメントを
作ることでしか接点のない私とでは
盛り上がることもなく。
でも、ガーデンに行くとお向かいの
カルロスファミリーがいて、
久々の再会におしゃべりが止まらない。
リオとカルロスは、5月に
ガーデンミーティングの後にBBQ をしよう!と
盛り上がっていて楽しそう。
奥さんのジャッキーは私の畑の前で
あれこれとお話してくれる。
先週、ウネを作ってまいたレタスと
ルッコラ、白菜の種は見事なまでに
かわいく発芽して元気に
ギュウギュウに並んでいた。
ねぇ、これどうやって作ったの?
すごいわ!さっきカルロスにも
言ってたところなのよ。
Kaoru みたいに作ってみたら?って。
とウネに感激しているジャッキー。
そういえばこのガーデンでは皆そのまま
バラっと自由気ままに植えている。
去年は私もそうだったけれど、
妹のMidori が千葉の市民農園であまりに 綺麗に作っていたのを思い出して、
今年は私も見習いたい。
そんなふうに思って。
ヴィーガンなの、という彼女に
少しおすそ分けして、お隣に
小さな芽を移動する。
すると、ハイこれ。セージどうぞ!と
お返しにカルロス。
うわぁ、サンキュー!
セージのバターソース美味しいよね。
明日は、リトルイタリーに行って
ラビオリ買ってこようよ、と嬉しそう。
そして、シャバーンの畑からは良く育った
ルッコラを再び摘ませてもらう。
夜には、ブーっとブザーが鳴ると、
カルロスがスカリオン
(グリーンオニオン 青ネギ)を
数本束ねたものを持って、またまた
おすそ分けに来てくれた。
水仙も、深紅の木瓜(ボケ)の花も、
葉にスジが入ったチューリップや
レンギョウ、コブシの花たちも咲き始め
桜はもうまもなく。
春の訪れ。
ご近所さんたちと心なごむひととき。
畑で取れた新鮮なハーブたち。
ニュースで目にする現実は、
悲しくなるけれど、
それでもここをキライになんかなれない。
ニューヨークの人たちに良くしてもらって
助けてもらって、
私は今こうしてここにいる。
それでも信じている。
またもとのように誰にでも話しかけてきて、
ひと懐っこくて人情味あふれた
エネルギッシュなニューヨークが戻ってくる日を。
きっとまた来る、大丈夫!
そう信じて時を待とう。
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