KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★Hopeをもう一度

2021年05月16日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
快晴のマンハッタンで。


ブロンクスのウチの近くの野球場では
ユニフォームを着たチームが試合中。
たぶんあれはドミニカン
(ドミニカの人たち)だと思う。
彼らはものすごく野球が上手だから
きっとserious game(シリアスゲーム=本気の試合)なんじゃない?

そしてバックネット裏ではそのファミリーや
友だち達が煙をモクモクしながら
バーベキュー。みんな楽しそう♪

もう日常が戻ってきたの?と
少しの戸惑いと嬉しさと。

「HOPE」のオブジェの先には
タイムズスクエアのネオンが見える。





あのあたりから先がこのところいろいろ
ニュースに上がってきている場所。
車で通り過ぎるだけでも
去年までとは何かの気配が違う。
このオブジェの周りにもアジアンヘイトを
やめようというポスターが
あちこちに貼られている。

残念だけれど、しばらくの間は1人では
歩く勇気がない一角となってしまった。

けれど、希望を捨てたわけじゃない。

リオが1週間近くフロリダへと
仕事に行っている間、お向かいの
カルロスが幾度となくドアを
コンコンとして様子を見に来てくれた。

Kaoru が1人で過ごしているから
時々様子見てあげてくれ、って
リオが言うからさ。
Everything is ok ?なんかあったら
すぐ連絡してよ!というカルロス。

マリアはわざわざボタニカルガーデンまで
電車に乗って来てくれた。
蝶や植物、自然に詳しいポールを誘って。

売れっ子ラジオDJ のポールは
収録が忙しいのに、合間をぬって
1時間ほど合流して花の名前や
昔のボタニカルガーデンの話を聞かせてくれた。

生まれも育ちもブロンクスのPaul ポール。

ここは都会に近い郊外という雰囲気で
家々には庭もあってのどかで
とても良い所だったんだよ、という。
彼のファミリーも古くからの
イタリア系移民でおじいちゃん達の代から
ニューヨークの話や子どもの頃は
ボタニカルガーデンにはまだ柵もなくて
自由に入れて車で通り抜けることが出来たのに、
ある日門ができて
入場料が必要になってしまったことなど
当時の貴重な様子を語ってくれながら

この辺りに昔から自生していた
植物のことも教えてくれる。



↑ポールのお父さんとお母さんが亡くなった後
記念にボタニカルガーデンにベンチを寄付したのだとか。
そのイスに座って。


私にとってはこの上なく魅力的な話ばかりで
キラキラと目が輝いてしまう。

それもこれも、この状況の中、
1人ではまだ今までみたいになにも考えずに
自由に動き回るにはちょっと
腰が重くなっている私に
ここの地元の人たちがサポートしてくれているのだ。

その気持ちがとにかくありがたい。

「HOPE」のオブジェの前で
もう一度、希望を胸に♪






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