すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

それでも、やっぱり太陽が見たいわよ!

2023-02-01 | ノルウェーの自然
昨日、EDELに出勤すると、
同僚に聞かれました。

「太陽、見た?」
「まだよ・・・ (がっかりな私)」
「私、昨日見たわよ!(得意げ!)」
「えっ、どこから!?(
真剣に驚く)」

太陽が地平線の上に出ても、
地形によっては、山が遮る。
雲がかかれば、当然見えないが、
その天気すら、地形によって異なる。

この違いは、山、フィヨルド、そして島の多い
ノルウエーならばでしょう。

しかも、まだ一日の限られた時間しか
太陽は出ていない。
その時間に、見える所まで行けなければ、
見れないわけです。

太陽が帰ってきたからって、
すぐに見れるとは限らない。

今年は、かなりじらされています。

天気予報の太陽の形が
「半円」から「全円」に変わってから、
もう10日経っていますからねえ。

左上端のLongyearでは、半月マーク。
つまり、まだ太陽が出ていないということ。
(これは、明日2月2日の予報です)

今日は家で仕事。
すると、11時ごろから晴れてきた!
おお、今日こそは!
と、ミーテイング前の相方さんと車で出かける。
(ミーテイングまで30分しかない)

しかし、また曇ってきた。
ううう、見れるか。

結局、見れず。
が、相方さんは、ケロリと言います。

「明日は晴れそうだよ。
 明日だね」。

また、横で女性の声が聞こえる。

「なんて、ドラマティックな色なの!」




太陽の留守中、一日中静かな光で照らしてくれた。
それも、常に太陽の場所を指し示しながら。
なんと忠誠心高い存在よ。


太陽の反対側の山。
私たちに太陽が見えなくても
照らされる面積が、日に日に広がる。

うん、確かにドラマティックだよ。
太陽が、そこにいることもわかる。
そうね、明日、見れるかもしれない。

でも、でも。

私は、ただ一目見たかったのよ。

あの眩しい太陽が
こんなに愛しいとは。

ここで得た尊い感情だわ。

私のような人を救うかのように 
ただ今、Nordlys Festival(音楽祭)まっただ中。

次回は、Nordlys Festival(音楽祭)から
お話しますね。


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