最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

子どもの自殺

2006-03-21 17:32:39 | 教育
先週、学校の先生に叱られて、学校を飛び出し、自殺した小学校五年生の子がいた。

学校で教諭から注意、小5男児が帰宅後首つり自殺

子育てで成功とか失敗とかいう言葉を使うが、
子どもが自殺してしまった場合、明らかに失敗だと言えると思う。

一流校に合格したとか、有名人になったとかで
親も素晴らしい子育てをしたように賞賛され、
〇〇の父、〇〇の母と言われ、鼻高々の人もいる。
しかし、その時点では大成功のように見えても
その子の一生を見て初めてその結果が出るので、
親は結局、最終的に成功だったのか、
失敗だったのか分からないでこの世を去ることの方が多い。

しかし、子どもが、特にまだ成人していない子どもが自殺してしまったら、
それはやはり親が最後の砦になれなかったということで、子育て失敗だと思う。
この事件の場合でも、学校の対応を非難するより前に
まず、自分がわが子を救ってやれなかったことを悔いるべきだと思う。
いじめを受けて自殺してしまった子の場合でも、
いじめを気づいてやれなかった、いじめを解決してやれなかった、
解決する力を付けてやれなかったことをまず親が悔いるべきだ。

最近は、「あんたのせいでこうなった」といって
何でも自己反省もせず、相手を非難し、訴訟を起こすことが多すぎる。
まず、自分を振り返ってみる。
これが足りない世界は人と人が力を合わせて何かをすることが出来ない。
“まず自分から”私自身にも言い聞かせたい。
コメント (4)
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