最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

不安をあおる医療保険広告

2007-04-22 21:11:48 | 医療と健康
昨日の朝日新聞の朝刊一面に、
「医療保険広告『不安をあおるな』」という記事が出ていた。
テレビを見ていると何と保険会社のCMの多いこと!
特に医療保険は明らかに病気になったら、お金がかかって、
民間の保険会社の医療保険に入っていないと、
とても生活ができなくなるというイメージを持たせるものが蔓延している。

何でも「アメリカはもうこうなっている。日本はまだなってないから遅れている」
と言われるが、医療制度については、絶対にアメリカを見習えばよいとは思えない。
誰でもいつ病気になるか分からない。その不安があるからこそ、
その時に困らないようにと思って保険にはいる。
しかし、国民がみんなで保険に入ってその時に備えれば、
社会保険は利益を上げる必要はないのだから、
その分、民間の保険より保険料は安く、支払う医療費は少なくてすむはずだ。
みんなで支え合う社会保険がなければ、今の医療費は、非常に高いので、
ちょっとやそっとの保険料で医療費がまかなえるはずがない。
今は社会保険があるので、高額療養費が出て
一日一万円もかかることが続くことはあまりないが、
社会保険がなくなればそんな少額ではとても足りないし、
保険料もずっとずっと高くなる。
民間保険は利益を出さねばならないのだから、当然だ。

富裕層しか病気になっても医療が受けられない世の中は、
みんなが病気になったらどうしようと考えて
社会不安が起き、事件もどんどん多くなり富裕層の人々だって安心して暮らせない。

そう思いませんか
コメント (5)
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