最近、ボケ防止のために百人一首を読んでいます。 始めたら、これが結構面白くてはまりそうです。 左の文庫本は、 短歌の達人だった義父(NHK短歌)が使っていた文庫本です。 表紙にも、読み方が故人の筆跡でありますが、 本の中も、書き込みがいっぱいあって、 いろいろ勉強していたのだと、改めて驚かされます。 百人一首は、高校時代に暗記させられた時には、 それ程、短歌の内容には興味なく、ただ丸暗記していました。 今では、有名な歌で、子どものころカルタとりをした時に、 好んでとっていた歌くらいしか、憶えていなかったのですが、 改めて読んでみると、なかなか面白い読み物です。 高校生のころは、年頃で、恋愛の歌や美しい景色や季節を詠んだ歌が好きでした。 でも今は、年取ってわびしさを歌ったものにも、共感を覚えたりしています。 |
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例えば 心にもあらで此世にながらへば こひしかるべきよはの月かな とか、 ながらへば又此比(このごろ)やしのばれむ うしと見しよぞ今は恋しき なんて歌です。こんな歌があることも憶えていないほどでした(笑) そう言えば、テニスのとき、若いお母さんが子どものことで困っている愚痴を聞くと、つい 「そんな悩みがあるうちが、人生華よ!」 なんて、年寄りじみたことを言っている自分がいます。 |