あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

埼玉県民の日 無料公開の「所沢航空発祥記念館」へ(埼玉・所沢)

2023-11-23 21:15:14 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年11月14日(火)

 好天の今日は「埼玉県民の日」。県内各地の公共施設などが無料公開されるが、4年ぶ
りに地元「所沢航空発祥記念館」の観覧に行くことにした。


 昨日と同様に西武新宿線航空公園駅の西口から東口へ回ると、駅前広場に展示している
国産旅客機YS-11も、今日は機外見学のみだが公開されていたので見学することに。


 後方左手の入口から入って左側主翼下から前面へ、さらに右手を後方へと一巡できる。




     左側主翼下の車輪回り
     
 
          前方から機体下部を
          

 右主翼前方から後方へと進む






 一巡したので柵内から出て航空記念公園に向かう。そばの交差点を横断してふり返る。


     

 昨日も見た市役所駐車場のイチョウは、幾分黄葉が進んだ感じ。

     
 東南側の市役所別館前では、毎月第二2火曜日に開催する「とことこ市」のテントが並
んでいた。

 ここでは、地元の野菜や飲食物などを直売している。



 野菜の直売テントでこの時期しか出ないハヤトウリを購入し、焼だんごのテントで焼だ
んごを求めた。


 市道を挟んでその南側から航空記念公園の西北部に入る。


 南側の広い芝生広場には、県民の日で休校の小学生家族など多くの市民が。


 芝生広場の東北側に航空発祥記念館があり、近くの芝生広場には航空自衛隊で使われた
C-46輸送機が。





 航空発祥記念館は開設30年を迎え、記念の展示もあるよう。11時15分近くに入館
した(県民の日は無料、通常は展示館520円、大型映像館630円、セット840円)。


     





 入口を入ったエントランスの右手はミュージアムショップ


 左手上には、この場所にあった所沢飛行場で初飛行した会式一号機のレプリカが。


 まずは右手の1階展示ホールへ。

 
     
     入って右手壁面沿いは、生誕120年&航空120周年記念の「堀越二郎回顧展」。
          

 第二次大戦時の戦闘機・零戦設計者として知られる、堀越二郎(ほりこしじろう)がた
どった航空の道を概観するという企画のよう。
   



     




 
 何枚ものパネルと資料などの入ったケースとも反射が多くて見にくいので、ザッと見た。

 ホールいっぱいに並ぶ実機の展示されている航空機展示へ。

 黄色い塗色のノースアメリカン T-6G 

 1955(昭和30)年に輸入され、自衛隊で10年にわたりパイロット養成などに使
用され、1969(昭和44)年に全機退役したという。

 シコルスキーH-19

 中型実用ヘリコプターで1949(昭和24)年に初飛行し、日本では三菱重工業がラ
イセンス生産して自衛隊に66機導入され、災害派遣、離島・僻地からの緊急患などに、
全日空など民間が旅客・貨物輸送機に使用されるなどして、初期のヘリコプターでは最も
成功した機種のよう。


 
 セスナT310Q

 1945年に生産開始した、米国セスナ・エアクラフト・カンパニーの双発機。

 当時の双発機のベストセラーとなり、1979年までに4,500機生産され、これは
当初よりパワーアップされた1970年製で、本田航空で使用されたものとか。

     
 ホール南面に沿って、開館30周年記念特別展『30年を翔(かけ)る』のひとつで
ある「2023年特別展の旅」として、毎年開催された特別展のパネルが並んでいる。












 1階再奥の一角には「記念館30年のあゆみ」のコーナーが。


 上空に吊されたパイパー L-21機  (黄色単発の機)


 富士 T-1Bジェット練習機 

 日本で第二次大戦後初めて独自開発し、量産した純国産エンジン搭載機

 北側の建物内、天井から下がるニューポール 81E2機のレプリカ

  
     
     こちらの建物内で展示されているものの幾つか。

 
 展示ホールに戻って入口近くの階段から2階へ上がり、天井から吊された機体などを。


 2階の展示コーナーでは、「所沢メモリアルギャラリー」というコーナーが設けられて
いたので一巡する。



 「所沢の空を舞った飛行機たち」の写真












 「空の管制」コーナーには、現在も航空記念公園の東側にある東京航空交通管制部で、
実際に使われていた管制装置が展示されている。


 もう一度、展示ホール内の飛行機やエンジンなどを眺めた。




    



 1階に下りて、南側に並ぶ開館30周年記念特別展「30年を遡る」のパネルを一覧す
る。
     

          

     

          

        

 何度か来館しているのでおなじみの展示が多く、県民の日で来館者も多かったのでラン
ダムにあちこち巡り、12時過ぎに退館した。



 館前の芝生広場を東へ。C-46輸送機の前には「航空発祥の地」碑があり、輸送機を
囲む柵沿いのピラカンサがたくさんの実をつけている。









 バラ園を経て中央園路を南へ進んで公園を後にして、西新井町交差点から所沢駅方面に
向かった。
 
 



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東京都美術館の「第30回 新作家展」へ(東京・台東区)

2023-10-20 09:56:07 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年10月17日(火)

 千葉県のカントリーウオークグループ「とねるず」のメンバー、平松さんが出展されて
いる「第30回 新作家展」に、とねるずのメンバーが観覧に行くというので、私も同行
させてもらうことにした。
  
 集合はJR上野駅の公園口に11時。平松さんなど8人の皆さんが集まり、観覧の前に
昼食を済ませることにして、東京文化会館前から南(御徒町方向)へ向かう。

     
    改修工事中の日本藝術院の建物の先にムクノキの古木があり、幹に大きな空洞が。
          

     
      近くの木々は、まだ緑がいっぱい。


 上野駅の南側、上野公園の台地下にある「上野の森さくらテラス」という建物へエレベ
ーターで下り、1階の食堂街でそれぞれお好みの店で食事を済ませ、13時10分頃に上
で待ち合わせることに。


 私は、3人の方々と「喜乃字屋」という蕎麦店に入り、冷やしとろろ(630円)を。


     
 食事を終えて再び上野公園にエレベーターで上がり、「彰義隊の墓」のそばでほかの皆
さんを待つ。
     

 墓の横には、色づいたサンゴジュの実がいっぱい。


   すぐ南側にある上野公園のシンボルともいえる西郷隆盛像も、久しぶりに見上げる。
     
 高村光雲作で明治31(1898)年の落成、台上3.6m、地上からは7.2mある
よう。
     そばのイチョウの葉は、わずかに色づいている。
     

 彰義隊の墓のそばにあったアオギリの木が、今朝根腐れで倒れたようで、切って整理し
ていた。


 全員揃ったので会場に向かう。上野公園の東端近くから折り返して、ソメイヨシノの並
木の続くさくら通りの手前に平行する園路を東北東方向へ。


 清水観音堂↑の背後辺りで、ジュウガツザクラが咲いていた。


 その先に、「博士王仁碑」というのが2基並んでいる。


     碑の右にある博士像↓の下の説明は以下の通り。
     
 『王仁(わに)博士は、4世紀末 大韓民国全羅南道霊岩で誕生されたと伝えられ、「古
事記」「日本書紀」などによると、応神天皇の招聘により論語と千字文を携え渡来、皇太
子の 師匠となられ忠信孝悌を教えられたという。博士は孔子と比肩され、日本の飛鳥文
化を花咲かせた学者として崇められている』

 さらに少し進むと、junjunnさんの帽子にカマキリが。

 
 近くのソメイヨシノには、狂い咲きの花も見られた。


     清水観音堂の先には、「時忘れじの塔」がある。
     
 裏面には、「大正12(1923)年の関東大震災と昭和20(1945)年の東京大
空襲という、現在からは想像も出来ない悲しい歴史があるが、今、美しい上野の山を行き
交う人々に、そのような出来事を思い起こしてもらうとともに、平和な時代へと時をつな
げる心の目印として、この時計台を寄贈しました。」と刻まれ、

 建立寄贈者として「初代林家三平妻 海老名香葉子」と有志の方々の名が記されていた。


 その先からさくら通りに出て、さらに先へ。食事処 韻松亭前から上野大仏の斜面下に
進むとセンニンソウ↑が咲き、近くの分岐点にトーテムポールが立つ。
     
 高さ7m、翼の長さ4m、制作は日本芸術院会員の三坂 耿一郎(こういちろう)氏に
よる1964年3月の制作で、東京上野ライオンズクラブが寄贈したものという。

     そばの木はカクレミノだろうか、実が大きくなっている。
     

 上野駅から真っ直ぐに延びた通りと交差して、その通りへ左折する。その角には馬上姿
の小松宮像が。
     


 上野動物園の表門前を過ぎると、今日の目的の会場・東京都美術館である。
     




 敷地の入口付近に「イスノキ」というマンサク科の常緑高木があり、その名のように太
い枝張りに腰掛けられそう。
     

 入口に向かう広場に全面鏡面で球形の作品があり、太陽光を受けてまぶしい光を放つ。

 「my sky hole 85-2 光と影」  1985年 井上武吉作という。

     
 入口のロビー階に下りてから1階第3展示室に上がり「第30回 新作家展」の会場へ。
     


 第3展示室は4室に分かれていたので、反時計方向に順次一巡して観賞する。






     







 もらった出品目録によれば、この催しを主催する新作家美術協会の会員・平松さんなど
23点の作品のほか、委員21点、準会員14点、一般の方5点が出展されていた。




     



     





     



 作品の多くは100号前後からそれを越えるような大きなもので、 抽象画のような作品
も多いが、彩りがきれいで見栄えのする作品がたくさんあった。



     





     





     

          



     平松さんの作品は、最後の第4室の中央部に飾られていた。
     

 出展作品「滝」を囲み、平松さんを中心に今日参加のとねるずの皆さん。 



 さらにほかの作品も。


     








 ゆっくりと45分ほど作品を鑑賞し、13時30分頃に会場を後にした。

 なお、主催の新作家美術協会のサイトはこちらを

 この後皆さんは、ロビー階でミーティングをするようなので、失礼して館前の広場に上
がる。

 芝生広場のあちこちに展示されていた作品。まずは「三つの立方体 A」

 1980年 堀内正和 作

 「三本の直方体 B」 1978年 堀内正和作


 「メビウスの立方体」 1978年 五十嵐晴夫作

 第6回現代彫刻展 東京都美術館賞

 「P3824 M君までの距離」 1977年 鈴木久夫作

 第32回 行動美術展 

 入館前にも見た「my sky hole 85-2 光と影」の横を通過し、東京都美術館を後にした。




 上野駅に向かう途中、大噴水の前の広場にはたくさんのテントが並んでいた。入口にい
た警備の人に聞いたら、週末の10月21日(土)と22日(日)に開催される「東京都
都市公園制度制定150周年・上野恩賜公園開園150周年記念式典」の会場になるという。
                                 (写真は撮り忘れ)
 
 その情報はこちらのサイトに


 今日も上野公園内はかなりの人出で賑わっていたが、この催しで週末はさらに来園者が
増えそう。

       
  ユニークな動物園前交番の前を通過して、 JR上野駅には13時50分頃着いた。


 少し遅れたらしい13時51(53)分発、山手線内回り電車で池袋方面に向かう。




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狭山市立博物館の「ざんねんな いきもの展」へ(埼玉・狭山)

2023-07-18 13:01:05 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年7月14日(金)  〈後半〉

 市営稲荷山公園でヤマユリを見た後、県営狭山稲荷山公園の東北端から公園内に戻り、
園内主要部を一周する園路を北東側から西方へと進む。







 園路の西端付近には、ヒマワリが咲き出していた。




 園路の西南端付近まで進むと、次の目的地、狭山市立博物館が近づく。


 博物館の北側は、広い芝生地になっている。


 
 11時40分頃、狭山市立博物館に着いた。現在は企画展「ざんねんな いきもの展」を
開催中なので観覧することに(入館料500円)。
  

     

 まずは、「舞い舞いホール」と呼ぶ円形吹き抜けの会場での展示を見る。



  中央部にはヘラジカの剥製が。
  


 ホールの壁面には、狭山市立地鉱山公園こども動物園提供の、「動物紹介&こぼれ話」
と呼ぶパネルが並ぶ。













  「舞い舞いホール」を囲むすスロープを2階へ上がり、企画展示室での企画展会場へ。
  

      


      反時計回りに回って観覧する。
     

  

     

  

     

  



  



     





  



  



  



     





  



  



  



  



  

  

 企画展会場を一巡したので会場を出た。


 2階の中で大きなスペースを占める常設展示室は何度も巡っているが、今回も一巡して
ザッと観覧した。会場の様子や目についた展示を幾つか。























 2階ロビーの一角、茶室横のショーケースにはクジラの骨やひげや歯を加工した作品が
少しだけ。


 12時40分過ぎにひととおりの観覧を終え、1階エントランスホールにあったほかの
博物館などの催し物のリーフレットなどをもらう。

 ホールに接して「コメと茶」と呼ぶカフェもあり、時間も頃合いなので入って昼食をす
ることにした。


 ポロネーズセット(ドリンク付き1,050円)を注文してしばらく待ち、昼食をした。



 13時30分に市立博物館を後にした。



 駅までは、狭山稲荷山公園の南東側園路を回って行くことに。 





 西武池袋線の稲荷山公園駅には13時40分頃着き、13時45分発上り電車に乗る。





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清瀬市郷土博物館で「林亮太 色鉛筆画作品展」(東京・清瀬)

2023-06-10 23:05:00 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年6月7日(水)

 所沢市内で入手してあったリーフレットでこの催しを知り、会期が終わりに近づいてい
るので今日、標記の特別展を観覧に行くことにした。


 西武池袋線上り電車に乗り、清瀬駅には11時に着いた。北口から真っ直ぐ北北東に伸
びるけやき通りを進む。
     
     歩道には名のとおりケヤキ並木が続き、花壇も設けられている。


 元町一丁目バス停の辺りを過ぎると畑が増え、路傍にはアジサイが。


     
 けやき通りには「キヨセ ケヤキロード ギャラリー」と呼ぶ、野外彫刻が続いている。
作品は、平成元年(1989)度~5年(1993)度にかけて24基設置されたとか。
     




     東側の広い畑の一隅に咲き乱れる花々
     


 けやき通り沿いにも、アジサイやビオウヤナギなどが。


 表示に従い左手の住宅地を少し進むと、清瀬市郷土博物館がある。何度も来ているので
おなじみの場所。当館は入館無料で、いつも写真撮影も可能である。


   入口に掲示の特別展のパネル
  

 特別展の会場は2階のギャラリーだが、その前に1階の展示室を回ってみることに。ま
ずは、入口に近い展示ホールへ。


 ここでは、「武蔵野線開業50周年 -清瀬を駆け抜ける武蔵野線-」を展示中



 開通前から最近までの清瀬周辺の武蔵野線関係の資料や写真などが展示されていたので、
順次観覧した。






     








 展示ホールの左手側には、市内で使用されていた江戸時代から近年までの道具類が展示
されている。







 ホールの左手奥に接して民俗展示室があり、こちらも以前にも見たがザッと一巡する。






     
 そのあと、2階に上がってギャラリーで開催中の『林亮太 色鉛筆画作品展』へ。こちら
も入場無料で、写真撮影も可能とのこと。



 もらったパンフレットに挿入の作品リストによれば、全部で62点の作品が展示されて
いるようで、順序に従い観覧した。


     



     

          
 地元清瀬市や西武池袋線沿線の風景が多いので、おなじみの場所もあり、これらが色鉛
筆で描かれたとは思えぬ素晴らしい出来映え。特に影や路上の水、電線の表現などが印象
に残った。



   甍の波に 新座市 




   春色の煌めき 清瀬金山緑地 


   Summertime 清瀬駅


   Wintertime 清瀬駅


   木漏れ日 キヨセケヤキロードギャラリー


 ちなみに、観覧後、近くからと思われるところで撮ったもの。ここよりケヤキの木の2
本くらい先辺りから描かれたよう。

     
        陽光に包まれて 清瀬市中里

          
             三叉路の表情1 清瀬市







     

          

     





 なお、このような色鉛筆で描いた作品の展示会は、年内に以下の2つの催しが予定され
ているようだ。





 1階に下りて、歴史展示館にも入ってみる。ここも何度か観覧している。





 展示ホールの左手外側の廊下には、古い農機具や養蚕、製茶などの用具が。



 ひととおり観覧を終えたら12時30分になったので、喫茶コーナーに入って「武蔵野
うどんと飲み物セット」(800円)を注文し、昼食とした。


 食事を終えて館を出て、館外の緑地にも回って咲いている花を探したが、わずかしかな
かった。

 こちらはシャラノキの花

 
 13時過ぎに郷土博物館を出た。日差しがや暑いが、少しだけ近辺の寺社を巡ることに。
   
 けやき通りを少し戻って志木街道に回り、ケヤキ並木の続く通りを東北へ。

 
 沿道には古くからの農家が多く、りっぱな門構えの屋敷や蔵のある農家が続いている。



 次の信号のある交差点の先が、水天宮と日枝神社。



 まずは手前の水天宮に参拝することに。拝殿の手前の手水舎横に、「清戸の柊(ひいら
ぎ)」と呼ぶヒイラギの古木が立つ。
     

 横にある御霊社に祭られた小さな社殿


 さらにその横には境内社の白山社、金刀比羅神社 、八雲神社が並ぶ。


 水天宮の右に接して並ぶ日枝神社にも参拝する。



 日枝神社の右手前の小屋に、「日枝神社の三遠の石灯籠」が二基並んでいる。右は寛文
4(1664)年、左は宝永7(1710)年の造立で、六角柱の根元に「見ざる」「聞
かざる」「物言わざる」の三遠の彫刻があり、清瀬市の有形文化財に指定されている。


 日枝神社の参道を出て鳥居をふり返ると、独特の鳥居だと気付く。「山王鳥居」と呼ぶ
もので、変形鳥居のひとつのよう。



 志木街道を挟んで斜向かいにある、曹洞宗全龍寺にも回ってみることに。道路際の地蔵
堂には、大きなお地蔵さんが祭られていた。
     

 本堂は地蔵堂横を少し進んだ南西側奥にあり、東向に立っている。


     
     本堂の前には、回し七福神など、新しいし灯籠が幾つか並んでいた。
          



     

 入口側の塀を瀬にして十六羅漢像が並ぶ。

 
 全龍寺を出て、志木街道のすぐ先の細道に入って南下することに。

 その入り際には、アナベルとハンゲショウが咲き出していた。


 新小金井街道に突き当たり、右折して南東へと向かう。


 清瀬駅近くまで進むと、コスモス咲くトウモロコシ畑とマンションという清瀬らしい風
景が目に入る。


 清瀬駅北口前に戻り、そばのスーパー・西友の地階で少しだけ食品の買物をした。


 14時35分頃清瀬駅北口に着き、14時41分発の下り飯能行き電車に乗る。




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モリタクの「B宝館」で膨大なコレクションを観覧(埼玉・所沢)

2023-01-10 22:25:51 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年1月7日(土) 〈その2〉

 正午まで、航空記念公園で新春消防出初め式を見た後、西武新宿線航空公園駅の連絡通
路を越えて西口に回り、所沢市上下水道庁舎横を経て、県道6号・川越所沢線の泉町交差
点の南東側、すぐ近くにある「B宝館(ビーほうかん)」に12時35分頃着いた。

 ここは、「モリタク」こと経済アナリストの森永卓郎さんの膨大なコレクションを展示
公開しているところ。
    
 森永さんは、市内に在住されていて日本のサブカルチャーに造詣が深く、さまざまなグ
ッズの収集家としても知られており、12万点といわれる膨大なコレクションが、月1度、
第1土曜12時~18時までの時間限定で公開されている。

 場所はこちら


 今日午後は、新年最初の公開日であり、たまたま昨夜22時からのNHKBSプレミア
ムの番組「これが弊社の「お宝」映像!」第2回に森永さんが出演され、コレクションの
一部を観たのが入館のきっかけ。

 B宝館のBは、「ビンボー」「おバカ」「ビューティフル」の意味が込められていると
か。

 入館料は、大人(一般)800円、シニア・学生600円、小学生以下400円だが、
初めて入館した際にもらえるチケットを持参すると、25%OFFの大人600円、シニア
・学生450円、小学生以下300円で入れる。

 長男から2,3年前にもらったチケットがあったので持参し、シニア料金450円で入
館した。

 なお、この割引チケットには「開館日/毎週土曜日のみ」と記されているが、現在は最
初に記したとおり第1土曜日のみになっている。

      入口際には森永さんのパネルが。
     


 以前は1階だけ写真撮影可能だったようだが、受付の方に聞いたら、2階のガンダム関
係以外は撮影可能とのこと。さっそく1階の展示から観覧を。



 1階は、入口や受付のある手前の部屋と、その奥にもう一つの部屋の2か所に分かれて
いるが、ランダムに回ったので続けてその一部を。


     













     

          

     













     


 奥の部屋の柱には、訪れた著名人のサインなどが。
     

          











     

          











     









     




 1階から2階への階段の途中にある、はとバスのヘッドボードは、昨夜のNHKBSプ
レミアムの番組でも紹介されたもの。


 これらワッペンや双六も階段の壁面に

       
 この後が、確か2階の展示のものだったろうか。2階も2つの部屋に分かれていて、も
う一つ部屋には、中央部にある重いドアを開けて入った。 


 2階への踊り場のこの展示は、森永さんの子どもの頃の写真のよう。
 






     
      いまは「ガラケー」と呼ばれる携帯電話の数々

          
           ウオークマン


 圧倒的に多いのがミニカー、よくもこれだけ集めたものだと感心する。


     

 展示物を並べてある棚の数だけでも数え切れないほどあり、間は行き違いがやっとのと
ころが大半。

 



 この辺りは飲料缶やびんなど










     







          

     


 階段際に並ぶ森永さんの著書

 これでも、撮った写真の半分にもならないが、それもほんの一部に過ぎない。
 
 展示しているものは、指先でつまめたり片手で持てるような小さなものばかり。でも、
このようにたくさん集めると、それぞれの歴史や文化、彩りやデザイン、技術や多様性な
ど、さまざまなことが分かり、貴重な研究資料などにもなりそうで、見応えがあった。


 1時間近く観覧して、13時30分頃退館した。

 B宝館のオフィシャルサイトはこちらを

 なお、B宝館については、所沢市の「広報ところざわ」令和5(2023)年1月号の
トップ記事、『特集 探訪「アートなところざわ」』でも紹介されている。

 当館を観覧されたい方は、冒頭にも紹介したとおり開館は月1回第1土曜日の午後のみ
なので、お間違いないよう。
 



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「鉄道と美術の150」展へ(東京・東京駅)

2022-12-26 21:03:58 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2022年12月8日(木)

 今日は太平洋戦争開戦から81年になるが、さらに遡り150年前をふり返る美術展の
観覧に行く。(この展覧会のリーフレット表面)
     


 会場は、JR東京駅丸の内北口にある「東京ステーションギャラリー」


     
 11時40分頃入館した。入館料大人1,400円だが、ジパング倶楽部会員は割引で
1,300円だった。
     

 1階から入り、展示室のある3階へはエレベーターで上がり、3階を観覧後は2階へと
下って2階の展示室へ回るようになっている。

 館内は撮影禁止なので、もらってリーフレットからこの催しの狙いを。

『日本初の鉄道が新橋-横浜間で開業したのは明治5(1872)年のことですが、奇し
くも「美術」という語が、それまでの「書画」に代わって初めて使われたのも同じ年のこ
とでした。

 鉄道と美術はともに日本の近代化の流れにより添い、時にはそのうねりに翻弄されなが
ら150年の時を歩み続けてきたのです。

 この展覧会では、鉄道と美術の150間にわたる様相を鉄道史や美術史はもちろんのこ
と、政治、戦争、社会、風俗など、さまざまな視点から読み解き、両者の関係を明らかに
していきます。』


 会場でもらった作品リストによれば、3階と2階に分かれた会場は年代に応じて150
点の作品がされていて、制作年度は1854年から2022年、技法は木版、石版、油彩、
絹本、紙本着色、水彩、石膏、写真ほか多彩にわたっていた。

 描かれたのは、鉄道に関わる幅広いもので、戦争や労働、娯楽など多岐に及び、個々の
解説文と作品と見比べながら、ゆっくりと観賞した。

     
 その一端を、もらったリーフレットから切り出して以下に紹介するが、名刺大以下から
大型切手程度の大きさからなので、実物との見栄の差は大きいことをご了承いただきたい。
                                   (順不同)      

 
  「横浜海岸鉄道蒸気車図」 歌川広重 1874年


  「地獄極楽めぐり図」より「極楽行きの汽車」 河鍋暁斎 1872年


  「赤い気罐車庫」 長谷川利行 1928年

    
  「新宿駅」 木村荘八 1935年


  「「路上歩行展」と通勤者たち(中村宏・立石紘一作):東京駅~京橋かいわい」
                                     平田実

     
       「鉄路」 川上涼花 1912年

          
            「機関車」 田中靖望 1937年

    
      「ディスカバージャパン no.4」  1971年


  「Small Planet tokyo stattion]」 本郷直季 2004年


  「煙」 香月泰男 1969年 


 3階会場から2階会場に下る途中の階段横、このレンガ積みは国重要文化財として登録
されている。


 1時間20分余り観賞して、13時過ぎに2階会場を出た。2階は東京駅丸の内北口の
大ドームの西側なので、外側の窓から丸の内口駅前広場や周辺のビルなどが望まれた。



 東京中央郵便局方面

     
      丸ビル方面 
    
          
           新丸ビル方面




  外をのぞいた後は、2階の回廊を反時計方向で回ってみることに。ミュージアム
  ショップ出口横のパネル  
     

 
 
 南西側には、東京駅丸の内駅舎保存・復元工事に関わる展示が少し。

 上は3階回廊ブランケット(月の満ち欠け)で、やはり1914(大正3)年頃のもの
のよう。右から三日月、十三夜、望月、下弦の月を現してているという。

 下は旧第七号階段ブラケット、創建時の1914(大正3)年頃のもの
 

 南北ドームの装飾レリーフ(同じく創建時の1914(大正3)年頃)のもので、上は
菱の実を、下はエッグ&ダートだとか。 

     
   第八号階段手すり(上)と旧第七号階段手すりで、いずれも1914年頃製
      のよう。

       回廊には、こんなポスターも。
     

 現在の南北ドーム装飾レリーフ、干支(えと)の復元用石膏原形で、上段左から丑、寅、
辰、巳、下段左から未、申、犬、亥、2007~12(平成19~24)年に復元したと
いう。


 北側回廊には、東京駅丸の内駅舎の変遷が分かる模型などが。

 バルツアーの中央停車場プラン

 ドイツの鉄道技師で中央停車場の建設計画を担当したが、鉄道関係者には受け入れられ
ず、この後設計した辰野金吾は、この施設や構内配置はそのまま踏襲したという。

 
 辰野金吾の設計で、日露戦争の影響もあり設計に約7年をかけて1910(明治41)
に最終計画が提出されたとか。

 第2次世界大戦戦で大きな被害を受けた駅舎の戦災復興工事により、1947(昭和22)
年3月に竣工したもの。
  
 最近の保存・復元工事が始まる2007(平成19)年までの60年間使い続けており、
高齢の方にはおなじみだった外観。
 
 ほかにも、創建時の杭基礎の松丸太、トラスの一部、東京駅周辺の航空写真なども展示
されていたが省略する。

     
          ミュージアムショップを抜けてレンガ塀沿いの階段を下りた。
          

 丸の内北口から見上げたドーム。


 13時30分になったので昼食をすることにして、丸の内北口から八重洲北口へ回り、
地下街を南口まで進んで、いつもの店「おらが蕎麦」に入る。

 
 今日も、旨辛牛肉そば(790円)を注文して、ボリュームたっぷりのそばをおいしく
味わった。

 

 昼食後、再び地下道を戻って丸の内北口へ。南西側の新丸ビル際から東京駅丸の内北口
や中央口周辺を眺める。



 北側、国登録有形文化財の日本工業倶楽部会館↑横を北へ、永代通りとの交差点へ。北
東側↓は大手町野村ビル。


 永代通りを少しで次の交差点へ。11月29日(火)に歩いた丸の内仲通りの北端であ
る。
    
 その大手町仲通りへ。右手(東側)、みずほ銀行などの入る大手町タワーと呼ぶビルの
西側一帯は、広葉樹が高く伸びた林がわずかだが続き、ここが東京駅のすぐ近くとは思え
ぬ空間になっていた。
          
 ここは「大手町の森」と呼ばれ、房総半島の植生をそのまま移植した、まさに自然の森
ともいえるところだという。(「大人の休日倶楽部」2023年1月号から)
    

 私は1960~70年代前半まで、近くの大手町1丁目にあった2,3のビルが職場だ
ったが、当時周辺は8~9階建てのビルだけで、緑も少なかった。

 その頃と比べると高層や超高層ビルの林立する現在は、すっかり様変わりした。

 でも、わずかなこの通りの突き当たり、大手町ビルは外装こそ変わったが、当時のまま
の9階建てで残っていた。


 中央部から大手町ビルに入り東側出口を出て、東京メトロ丸ノ内線の大手町駅から池袋
行き電車に回る。

 蛇足ながら、私の丸ノ内線での通勤は、霞ヶ関駅など別の駅からを含めると30年を越
えていたように思う。
 



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「原田泰治の世界展」観覧と釜の淵公園周辺を巡る(東京・青梅)〈後半〉

2022-11-21 18:22:27 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2022年11月3日(木・祝)  〈後半・釜の淵公園から青梅駅へ〉

 多摩川が巾着のように湾曲した流れに囲まれた釜の淵公園の東側に回ると、反対側に架
かる鮎美橋が見えてきた。



 付近のケヤキやソメイヨシノなども色づく。




      流れをを見下ろしながら橋を渡る。
     

 下流側

 

 上流側の河床には何組もの市民が。




 渡り終える辺りから見下ろす下流側の流れ。


 鮎美橋を渡り終え、北に向かって細道を上がり青梅街道に出た。少し東進して信号を渡
り、さらに斜面を上がって福島幼稚園前を東進し、多摩七福神の宗建寺へ。

 西側入口際には、戦時中から当地で過ごして49歳の若さで永眠した作家「干刈あがた」
の略歴や、この寺の第二墓地に埋葬されていることなどが記されている。



 

   境内には、池やきれいに刈り込まれた築山、小さな三重塔などが目につく。
     

     
 アスターやアネモネのような花などが咲き、ハナミズキの葉が色づいている。
     



 本堂前のむかえる(六蛙)


 宗建寺の西北側、十字路際の柳の木の下には、近くの多摩川に安政2(1855)年に
架けられた江戸時代の青梅村で唯一の石橋、境橋の供養碑と石橋の一部があった。
     
      柳の木は「銀座の柳」四世のよう。

     

 十字路の北西側は「多摩七福神」の大黒天を祭る延命寺で、東側から入ると、小さな五
重塔が迎えてくれる。
     
 小さな幼子を突然亡くしたた地元の小野氏が供養のため、浅草の浅草寺に通って写生を
くり返して設計図をつくり、昭和9(1934)年に建立奉納したもののよう。

      相対して、青梅天神の小さなお堂がある。
     




 本堂の南西側の土蔵造りの建物は、呑龍上人(どんりゅうしょうにん)を祭るお堂のよ
うで、堂内にはたくさんの千羽鶴が奉納されていた。




 
      境内では、サザンカやツワブキが咲いている。
     


 延命寺の北東側には、国の登録有形文化財に指定されている 津雲邸がある。

 津雲邸は、地元選出の衆議院議員だった津雲国利が接客のために建てたもので、京都の
宮大工と青梅の大工などにより昭和9(1934)年に完成したとか。


 現在は歴史資料館として催しの都度公開されているようで、今日は「日本の工芸展」と
幕末維新展「明治をつくった人びと」を開催中だったが、入館は省いた。


 その先、木の塀には数枚の猫の絵が並ぶ。青梅は猫町でもあるらしい。






     



 旧青梅街道に出て西へ、道路の北側に「昭和幻灯館」があったが、ここも入館は省く。


 
 近くの住吉神社も鳥居前での参拝のみとした。道路際には「おおめ猫祖神」を祭る招福
殿の小さな祠が。
     

          

 次の三差路の南側の「昭和レトロ商品博物館」も、今日は外観を眺めるのみとする。


 青梅には、これら興味ある見どころが多いので、いずれ再訪したい。


 13時を過ぎたので昼食場所を捜しながら駅に向かい、旧青梅街道の北側を平行する細
道、仲通りへ。中ほどにあった「D/W COFEE 」に入り、日替わりサラダ付ランチセット
(950円)を美味しく味わう。




 中通りにあった青梅市のデザインマンホール



 13時55分にJR青梅駅に着いた。駅舎横には↓「まちの駅 青梅」があるが、次の上
り電車の発車時刻が近いので、ここも今日は省いた。




     

 14時ちょうどに改札口を入り、14時04分発東京行き上り電車に乗る。


 帰路も往路と同じルートで戻ることにして2つめの河辺駅で下車した。跨線橋からの西
方、奥多摩方面の眺め。


      北口から14時21分発西武バスで入間市駅に向かう。
     

 この日の青梅アメダスは14時に22.9度を記録し、季節外れの暖かさだった。

 (天気 晴、距離 3.5㎞、地図 「青梅エリアマップ」、歩行地 青梅市、歩数
  7,000)



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「原田泰治の世界展」観覧と釜の淵公園周辺を巡る(東京・青梅)〈前半〉

2022-11-20 18:11:58 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2022年11月3日(木・祝)

 文化の日の今日は、会期があと3日になった青梅市立美術館で開催中の特別展「原田泰
治の世界展」の観覧に行くことにした。

 順路としては、西武池袋線で所沢から西武新宿線、西武拝島線、JR青梅線経由で青梅
駅に向かうのだが、西武池袋線入間市駅からJR青梅線河辺(かべ)駅か東青梅駅行バス
があることが分かったので、これを利用することにした。

 西武池袋線下り電車で入間市駅に9時07分に着き、駅前から9時14分発東青梅行き
の西武バスに乗る。



 河辺駅北口バス停には9時50分頃着いた。10時02分発JR青梅線下りに乗り、青
梅駅で10時07分に下車した。


 駅舎を出て右手に青梅観光案内所↓があったので、市内のパンフレットや地図などを入
手し、10時23分に駅前を出た。
     


 南側の旧青梅街道に入り、右折してすぐ先の「みんみん家」の横を左折して南へと緩や
かに下って行くと、民家の大きなピラカンサがいっぱい実を付けている。


 青梅街道に出て、そばの信号を渡れば青梅市立美術館。10時30分頃着いた。



      館前と入口の特別展のパネル。
     

           
 特別展の入館料は大人800円、2階の特別展会場は撮影禁止だが、1階は撮影可能と
のことだったので、1階ロビーに展示販売していた原田泰治の複製画10枚余りを撮る。




     



     

          

     



 この後2階に上がり、特別展「ふる里の心を描き続けて55年 原田泰治の世界」会場
に入る。
     

        

  

2つに分かれた会場の構成は、

 第一部 絵本の心   
      絵本「とうちゃんのトンネル」 ポプラ社1980年刊より 10点

 第二部 イラストレーションの道 -切り抜き重ね絵の世界-
      21世紀に残したい童謡・唱歌
      原田泰治が描く「日本の歌百選」 講談社 2000年刊より

 第三部 ふる里の心の原点 -信州を描く-
      長野県諏訪市、飯田市、軽井沢町、岡谷市など
  
 第四部 日本から世界へ -憧れの旅-
      旧ユーゴスラビア、ニューヨーク、クロアチア、中国・杭州市

 第五部 四季の風に誘われて -ふる里の心を描く旅-
      北海道、東北、関東、中部、関西、四国、中国、九州の多くの市町村

 特別企画 最晩年に描かれた作品
       兵庫県篠山市など4点

 併せて81点に及ぶほのぼのとして懐かしい風景が、原田さんの暖かく穏やかで色彩豊
かな作品として展示されていた。

      以下は、リーフレットなどから
     
       
          

     

 常設展会場として、2階展示ホールでの藤本能道作品(4点)や、2階第2展示室での
小島善太郎作品(5点)も観覧し、約1時間後の11時30分過ぎに館を出た。

 この後は、南側の釜の淵公園と青梅駅周辺の寺や町並みなどを巡ることにする。美術館
の西側、駐車場の隅に咲くキバナコスモス


      その横、南へ下るT字路際には円筒形の郵便ポストが。
     


 南へと緩やかに下る途中に和菓子の店「にしむら」があったので入り、美味しそうな酒
まんじゅうを購入した。




 反対側の斜面上に成田山清宝院があったので、石段を上がって拝観することにした。



 本堂の左手は、恵比寿尊を祭る小さなお堂が。


      境内の杉の木の前に、石像の毘沙門天も祭られていた。
     


 眼下には紅葉の木々も望まれ、境内の柿やモミジも色づきツワブキが咲く。
     



     

     
 東側入口横には、ツルウメモドキの赤い実がいっぱい。こちらから清宝院を後にした。


 南西に少しで南東への細道を下りると、釜の淵公園の西側に架かる柳淵橋のたもとに出
た。

 
 橋の下を流れる多摩川は、この先で右へと大きく湾曲して巾着状にカーブする。その巾
着の中側、豊富な樹林に囲まれた一帯が釜の淵公園である。橋際のソメイヨシノは、ほぼ
葉を落としていた。


 橋のたもとには「若鮎の像」があり、その由来が記されていた。



 きれいな流れを見下ろしながら橋を渡って公園に向かう。こちらは上流側で、右手の建
物は「かんぽの宿 青梅」のよう。


 橋の下は鮎釣りの釣り人だろうか、





 湾曲する下流側にも釣り人が


      橋を渡った公園のケヤキは色づき始め。
     

 渡り終えてふり返る西には、奥多摩の良い目印の山、大岳山の上部などが望まれる。


     


 橋際にあった釜の淵公園の説明パネルと、中央部の樹林下にある案内図


 北側の東屋(あずまや)近くに立つ佐藤俊雄像 裏面の記述では日本ケミコンの創立
者などと記述されているが読みにくい。
     


      公園内の木々は、この時期らしい彩りにあふれていて気持ち良い。
     

 少し先には榎戸末吉像があるが、こちらも背後の文字は読みにくいので判読は止めた。
     

     
      秋の日差しを受けた木々の彩り。  〈続く〉




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狭山市立博物館の「新世界『透明標本』」展へ(埼玉・狭山)

2022-10-01 18:08:48 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2022年9月29日(木)

 2月初めに骨折手術した左腕の経過を見てもらうため、午前中に2か月ぶりに豊岡第一
病院に行く。2時間ほど待って診察してもらい、まだ骨折した部分の接着が進まないので、
次回は12月に行くことになった。

 なお、骨折後のリハビリは6月末で終わり、現在左手を使う上での不自由さとか支障は
全くない。

 会計を済ませると12時近くなったので、12時発の送迎バスで西武池袋線の入間市駅
に戻り、上り電車で1駅手前の稲荷山公園駅で下車した。


 このあとは、予定してきた、そばの県営狭山稲荷山公園の南西側にある狭山市立博物館
で開催中の企画展を鑑賞することにする。

 
 入口の手前にある企画展の大看板




      企画展のリーフレット表面
     
 
   企画展の入場料は300円、この館はいつも撮影可能なのがありがたい。
  

 まずは、1階受付の横から入る「舞い舞いホール」と呼ぶ円形の展示場での、透明標本
についての開設や展示を。


 透明標本の作家、冨田伊織さんは、地元狭山市の生まれで、現在は神奈川県葉山町を拠
点に活動されているという。


 透明標本は、軟体動物や節足動物、昆虫や鳥類、哺乳類、両生類、爬虫類(はちゅうる
い)など、「小さな生き物」の骨格を調べるために考案され、いろいろな薬品を使って、
それらの骨まで観察できるように作られたもののよう。

     

          










 ドブネズミの成長段階


 ウズラ(幼鳥)、ニワトリ、ウズラ(成鳥)


 ハブ(上)、ジャクソンカメレオン(下)など


 アマガエル、サンショウウオなど

     
      アカエイなど



 いろいろな生物の代表的な標本が分類に従い展示されていて、骨格や形が具体的にわか
り、大変興味深く観覧する。
 

 「舞い舞いホール」での展示を一巡後、ホールの外周のスロープを回って2階に上がる。
スロープに沿って、「狭山の風景」の大きな木版画が何点か展示されていた。


 2階の企画展示室入口付近


 こちらでは、下部からの照明に浮き上がる幻想的な透明標本の数々が、何か所かに分け
て展示されている。



















      たくさんの瓶に、ひとつずつ入った透明標本も並ぶ。
     





     

 壁面のスクリーンにも透明標本の大きな映像が。





 企画展をひととおり観覧後、常設展示室にも入ったが、ここは何度も見ておなじみなの
で、今回はほんの一部撮っただけで、通過するのみに留めた。






 昨年7月に来たときの、常設展示室の模様はこちらでご覧いただけます。

 
 常設店を出て、スロープを下る途中で見下ろした「舞い舞いホール」の企画展示の様子


 
 12時30分過ぎに博物館を出た。狭山稲荷山公園を少し回ってみることにして、園路
を園内西方から北側へと向かうが、見慣れた風景で花などもないので、中間の園路を回っ
て12時50分頃、もう一度博物館前に戻る。









 博物館併設のレストランに入り、眼前の公園の風景を眺めながら、注文したポロネーゼ
と飲み物(リンゴジュース)セット(1,030円)で昼食とした。





 線路沿いの市道を稲荷山公園駅に戻り、13時34分発上り池袋行き急行電車に乗る。





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練馬区立美術館で『小林清親【増補】サプリメント』展 鑑賞(東京・練馬)

2022-01-21 18:40:55 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2022年1月19日(水)

 午前中に京橋のモンベルに行き、修理に出していた折りたたみ傘を受取り、その帰路、
練馬区立美術館に寄り、30日(日)まで開催中の『収蔵作品による小林清親【増補】サ
プリメント』と呼ぶ美術展を観覧することにした。

 池袋から西武池袋線下り電車に乗り、12時07分に中村橋駅で下車した。


 駅の北側、線路沿いを少し西進すると、次の交差点の西北側に練馬区立美術の森緑地と
区立美術館がある。


 美術の森緑地の、交差点際にある小林清親展の看板



 美術の森緑地には、ファンタジーな動物の彫刻群があるが、後で一巡することにして、
まずは階段を上がって2階から美術館に入る。



 入口近くにあるこの彫刻↑の横を進んで、12時15分頃入館した(入館無料)。


      館内で入手したリーフレッの表面
     
 小林清親(こばやしきよちか・1847~1915)は、“最後の浮世絵師“とも呼ばれ、
明治期を代表する浮世絵師。

 明治9(1876)年のデビュー作の東京名所シリーズは、淡く明るい色調で光と影、
天候や時間をも表現し、「光線画」と呼ばれた水彩画のような木版画で絶賛を浴びたよう。

 その後も戦争画や歴史画、戯画などで浮世絵の有終の美を飾り、明治生まれの若い芸術
家たちに大きな影響を与えたという。

 当館では、2015年に清親没後100年を記念した美術展を開催したが、それが契機
となり、清親の作品や資料、遺品など約300点の寄託を受けており、今回はそれらの中
の未公開、再発見の作品、資料などをサプリメント(増補)として開催することになった
ようだ。

 展示は、Ⅰ 清親の肖像、Ⅱ 清親の作品制作、Ⅲ 清親の版画と肉筆画、Ⅳ 清親の右腕-
土屋光逸 の4つのセクションに分けて、合わせて81点が展示されていた。  

館内は撮影禁止だったので、入手した有料(100円)のパンフレットからその一部を紹
介する(順不同)。

     
      清親自画像

           
           上州榛名神真?鉾岩 
  

 湯島元聖堂之景


 九段坂五月夜

     
      日光龍とうの瀧


 梅若神社

 
 長命寺

 
 明智左馬之助助光春湖水乗切唐松之図 下図


 日清戦争図 下図(雪中行軍)

     
      下図(御茶ノ水雨、竹林の東屋)

            
           下図(富士山風景、夜景)


 下図(月次図ほか)


 吉田御殿 女琵琶師


 下図(鼠の嫁入り)

     
      下図(羅生門、三韓征伐)

          
           列仙画註 王喬

     
      教導立志基 菊池武光 廿五


 日露戦争南山激戦大日本勝利万歳

     
      アラビアンナイト 甕

         
         立雛図

            
             達磨の大あくび

     
      「土屋光逸」 雪の堅田 浮見堂

 版画は最後の土屋光逸の作品のみで、小林清親の作品は紙本墨画、大判錦絵、水彩、紙
本淡彩等による作品だが、歴史画をはじめ明治時代から昭和初期に至る風景や日露戦争の
従軍画など、当時の風景や風俗などが分かる貴重な作品が多く、大変興味深く鑑賞した。

 40分あまり鑑賞して練馬区立美術館を退館した。


 この後は、東側の区立美術の森緑地のユニークな動物彫刻を撮りながら一巡することに
する。



 
      中心部にある「森の幻想」という作品
     
 平和で健康な家族を象徴したもので、古賀忠雄氏の昭和49(1974)年作品を昭和
56(1981)年にブロンズ像にして建立したとか。

     
 緑地内には20種類32体の動物の彫刻が配置されていて、いわば「幻想美術動物園」
ともいえる場所のよう。
        






















 きのこもある。







     

                
  

 13時06分頃、練馬区立美術館と美術の森を後にした。

   中村橋駅に戻る道路の線路側高架下には、Y字型の街路塔が6基並んでいる。
        
     下に説明パネルがあり、柱は古い線路を活用したものと分かった。


 ドイツのグーテホフヌング・ヒュッテ製鉄所製・1926年圧延

     
      フランスのミッシュビル社製・1926年圧延

    
      フランスのウエンデル社製・1925年圧延
     


      アメリカのテネシー社製・1924年圧延
          

          
           アメリカのカーネギースチール社製・1914年圧延
          

      最後はY字型の右と左が異なる製造元のもの
     

      
 右は官営八幡製所製・1928年圧延、左はポーランド南部のクロレフスカ・フータ製作
所製・1927年圧延

 この作品は、パブリックアート(公共芸術)に対する理解と関心を高めることを目的に
「鉄道の日」にあわせて創設された「パブリックアート大賞」を平成15(2003)年
10月14日に受賞している。


 中村橋駅に戻ったら13時を過ぎていた。南側の都道439号・千川(せんかわ)通り
に出て、近くのカレーライスのチェーン店に入って昼食をしてから、西武池袋線下り電車
に乗る。
 



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